「何もしたくない」という状態が長く続いているという方々がおられます。最近は心理学やスピリチュアルが広く一般に浸透しつつあり、「こういう時は焦ったってダメ。自分を休ませてあげよう」と考え、休むことを自分に許してゆっくりすることができるようになったというかたが増えつつある一方で、
「もうだいぶ長いこと休んでいると思うのに、何もしたくないのだけれど・・・。いい加減に焦ってきた」というようなかたもおられます。
そして真面目で、本来働き者であるかたほど、「自分は怠け者なのではないだろうか?」と自分を疑ったり、理想的に生きているように見える他者たちと比較して焦ったり、心のどこかで自分を責めたりしてしまうのです。
こういうかたが陥ってしまっている原因を、今回は以下の4つにまとめてみました。
1・心身ともに疲れ切っている
2・自分の人生をあきらめている
3・やりたくないことを「やらなければならない」と思い込んでいる
4・何かに対してネガティブな定義付けがある
まず1についてです。
心身ともに疲れ切っているという場合、ポジティブな感情や気力だけで、一瞬ですっかり元気になるという場合もあるのですが、やはり一定期間の休養が必要なことが多いようです。
介護疲れや、大きなショック、継続したストレス、手術入院や鬱といった病の期間が長かったといったような場合、精神的にだけではなく身体にある程度のダメージが残っていると思われます。身体は三次元においてエネルギーが結晶化したものですので。
従って「心身ともに疲れ切っていることが原因で何もしたくない」という場合、「謎の頭痛が収まるのに数年かかったというような人もおられたのですが、心身が休まればほんの少しずつ意欲が戻ってきますので大丈夫ですよ」とお伝えしたいと思います。そしてその意欲の芽を大切にして、自分に無理をさせずに労りつつ過ごして頂きたいと思います。これは必要な休養期間なのです。
そういった時期におすすめなレクリエーションは、やはり「穏やかなもの」「癒しを感じるもの」です。先のことを考えて不安になるのであればできるだけ考えない時間を増やしましょう。おうちや森林の中といったような、自分が心から休めると感じる場所で、一人ゆっくり、ご自分の好きな世界観を提供してくれるものや、ほかには例えば精霊たちといった存在に、癒してもらいましょう。
次に2の「自分の人生をあきらめている」ということについてです。
これは親や社会といった外部からの「不幸になるための教育」が原因で、自分は無力だ、自分は無価値だと思い込み、自分など何をしても意味がないだとか、何もできる訳がない、どうせ成功するはずがない、何をやっても認められることはないだろうと、無自覚に信じている状態になっています。
そして経験値が少ない人ほど、できない・実行しないための色々な理由ばかりを思いついてやめてしまったり、タカをくくってしまったり、完璧主義に陥ったりして、結局は経験を積めないままくすぶることになってしまうのです。
しかし断言しますが、この世に存在していて意味のない魂、無価値な魂など一つもありません。地球独自の「不幸になるための教育」を受けさえしなければ、わたし達はもともとパワフルで自由な、愛のハッピー波動そのものなのです。「不幸になるための教育」により、正反対の概念を持ってしまっただけです。これらは「命のエネルギー」というアクセルと、地球独自の「制限」というブレーキが一つの心身の中に同時に存在している状態であり、アクセルである命のエネルギーはいつだって全力で輝こうとしているのに、「無力感」「無価値観」といったものが全力でそれを阻止しようとしている状態なのです。だから何もしていなくても猛烈に疲れてへとへとになっているのです。
以前もどこかでお伝えしましたが、わたし達の苦悩の対処法には二つあり、一つはあきらめてラクになる、もう一つはあきらめないほうがラクになる、です。自分に対して無力感・無価値感を持ち、自分の人生をあきらめてラクになった場合はそれが正解です。しかしもしもそうではないのなら、まずは自分が自分のことを見限っていないか?どうせ自分など、とか、世間なんて大したことがない連中ばかりだ、と自他を見くびっていないか?と、疑ってみて頂きたいと思います。
そして「無力感・無価値感」があって苦しいと気が付いたのであれば、これらを手放すには、ここで一つ代表的なものをお伝えしますと、実際の成功体験を積むことだとお伝えしたいと思います。小さなことから実行し、それを自分で全力で認めます。不要な空き箱を一つ捨てることでもいいのです。わたしも回復や人生逆転のために色々やりましたが、こういったことも再スタートのための確実な一歩であったとお伝えできることです。そして全力で「やった!自分のために行動した!」と実際に大声で何度も自分に言って確認しました。その様子を、ぼぉ(わたしの亡くなった愛犬です)が、じっと見ていましたけどね。
あとは「自己表現」をすることです。
わたし達は全員が自分の宇宙の創造主であるということは聞いたことがあるかと思います。つまり創造的でない人など一人もいないのです。何かで自分の人生を創造するために生まれてきている訳です。その「何か」が人によって違うだけです。
人によっては「音楽」かもしれませんし、「スポーツで記録を打ち立てること」かもしれません。ブログを書くとか、花壇をつくるとか、自分の家庭をつくることかもしれません。以前もお伝えしましたが、自分史を書いてこの世に残すことかもしれません。これは本当に人それぞれなのです。
繰り返しますが、クリエイティブでない存在はいません。クリエイティブといっても芸術だけではないのです。会社をつくることかもしれませんし、既存の会社を一員として維持することかもしれません。それも立派な、各人の人生の物語であり、その人の素晴らしい、かけがえのない歴史なのです。それも人生という名の『マイ・ワールド』です。
自分の自己表現にたどりついて頂きたいと思います。試行錯誤しないとたどりつけない込み入った使命を持った人もおられますが、自分に対して誠実に、エネルギー(意識)を自分の中心に向け続けていれば、必ず自分の内側と外側が一致する時が来るのです。
三つめに、やりたくないことを「やらなければならない」と思い込んでいる、ということについてです。これは思い込みの中にいる時はなかなかに気が付きにくく、思い込みの外に出てみて初めて「あっ!自分、本当はこれ、やりたくなかった・・・」とか、「本当は嫌いだったんだ・・・!」と気が付いたりします。このように思い込み(信念)の中にいる時は、自分の本心にまったく気が付かないものなのです。
自分らしくない信念に飲み込まれていることに気が付くためのヒントを一つ挙げますと、「どんなに考えても正解であるはずなのに、現実がうまくいっていない」という、自分の思考と現実のズレに気が付くことです。それは「あれ?なんかうまくいっていないんですけど」という結果から気が付くこともあれば、違和感や苦しさといった感情が教えてくれることもあります。
こういった場合に現実を無視し続けて、「イヤ、どう考えてもうまくいくはずだ!」と継続して、うまくいかない時期が一時的なのか、それとも実際に「もしもーし!これは違う方向ですよ!」と現実からのノックが激しくなっていっているのかは、自分で見極めないといけない所です。
しかしこの辺りに来れば、もうへとへとに疲れてしまった、とか、「もういやだ、でもイヤだなんて思っちゃいけない・・・」と、無茶な状態となっているはずです。できればここまで来る前に気が付きたいものですが、これが「信念体系」のトリックであり、気が付くのが難しいこともあるのです。
これは練習で自分らしく生きることを心がけていれば上達していきますので、最初は「人生の強制終了」と言われるような大きなことが起きたとしても、過ぎてしまえば何も問題はなく、むしろ大切なサインで好機だったと思えるようになりますので、今から、自分らしくいられるよう在り方を確認する習慣をつけて頂けたらと思います。
そして自分が本当にやりたいことや、「これが自分のやりたいことだ!とまでは思わないけれど、やっていて楽しいのよね」といったことを見つけて、それをする時間を増やしていきましょう。
最後に、4つ目の「何かに対してネガティブな定義付けがある」についてです。
例え好きなことであったとしても、例えば「好きなことをするということ」や「行動すること」そのものに「しんどいわりに評価が得られにくい」だとか、「批判が怖い」とか、「家庭を顧みずに全力で行わなければならないから、家族が犠牲になる」とか、「必ず結果を出さなければならない」「完璧なものに仕上げなければならない」といったような、何かネガティブな定義づけがあると、動くことができなくなって無自覚に葛藤したり、行動することが怖くなったりして、考えただけでも疲れたりするケースがあります。
「これは自分にとって好きなことであるはずなのに、なんで動けないのだろう?続かないのだろう?気が重いのだろう?」という時は、自分の中で何かネガティブな定義(信念)がないか、もしくは上記3でお伝えしたような、「そもそも本当に好きでやりたいことなのか?」と、一度ご自分と向き合ってみて頂くことをおすすめしたいと思います。
今回は4つご紹介しましたが、お読みになっておわかりかもしれませんが、「何もしたくない」というお悩みの原因は多岐に渡っており、複数の原因があるという場合や、上記に挙げた以外にも理由がある場合があり、お一人お一人の事情をよくよく伺ってみないと特定はできないものです。
「何もしたくない時期が続いている」という状態に焦ることはつらいものです。しかし、こういった機会に自分を知ろうとして向き合うことはとても意味があることで、ブレない自分軸を打ち立てる積み重ねにもなっていきます。
今回お話した4つのことを手がかりに、またこれ以外でも、今の自分の本心や状態を知ることにより、「やはりもう少ししっかり休もう」と思えたり、あるいは抜け出したりできるきっかけになる可能性があります。
いつも申しますがノートに書き出すことがおすすめです。自分の今の思い(感情)や考えを、すべて書き出してみるのです。
それでもわからないのであれば、「思い切ってほおっておいて、ちょっとだけ遊んでしまう」ということも最善である、という場合もあります。
一つだけ例を挙げますと、例えば映画館に行くことはおすすめです。思考を止めて五感を委ねることができますし、上映中は誰にも邪魔をされることなく映画の感覚に浸ることができるからです。もちろんぼーっとしていてもいいのです。ぼーっとしている時は神経が休まるのです。
ただし怖い内容のものや、気持ちが落ち込むようなものはおすすめではないのですが、個人の好みといったものもあるでしょう(^^;)
ほかにもマンガを読むとか、釣りに行くなどして、年齢は全く関係なく、遊ぶ時間を取るのです。これは侮れない方法で、一瞬の気分の切り替えや空白が、知りたかったことへの答えや次の行動を閃きとしてキャッチできる隙間となるのです。
じっくり時間をとり、現在のご自分のことを知っていっていただけたらと思います。
それでは、また・・・。