こういった悩みは本当に苦しいものです。
これもお一人お一人、丁寧にお話を伺わなければ正解は出せないのですが、
例を挙げると、タイミングが「今ではない」ということなのか、もしくは
「本当はやりたくないこと」を頑張っているのかもしれません。
今回は後者を取り上げようと思います。
「本当はやりたくない」と潜在意識で思っていることを、思考で無理に自分にやらせようとしても、例え自分であっても「もうイヤだよ、無理だよ、できないよ!」と動けなくなってしまうのです。
それでも「やらなければならない!」と、様々な理由から思い込んでいるのです。だから焦るし、どうしたらいいのかわからなくなってしまうのです。
こういった話をすると、
「思い込みですか?!
実際問題、自分はそれをやらなければならないのですよ!!」
とおっしゃるかたが多いのですが、わたしから見ると、これは思い込みが相当強い証拠だと思っています。
人は誰しも何らかの「思い込み、信念」を持って生きています。
この思い込みが、本来の自然な自分に合っていたら、その人は自分の人生と噛み合い、現実はうまくいくものなのです。
しかし「頑張っているのにうまくいかない」という「苦しみ」を感じているということは、本来誰しもが感じたい「喜び」という感情と今、ズレています。
後で結果が出るような頑張りやガマンであれば、「結果に対する期待」という思考で出てきた“仮初めの快”ではなく、現時点でも、「結果はともあれ、それをやっているだけで楽しい、嬉しい、喜ばしい」というポジティブな感情を感じているものです。
従って、題のような悩みを持つかたというのは、何か「自分らしくない思い込み、信念を持っている」ということになり、今回の例で言うと「自分らしくないこと、つまりやりたくないことを一所懸命やらなければならない」と思い込んで取り組み続けている、だから結果が出ない、ということになるのです。
こういった「思い込み」を取るには、周囲から少しずつ解いていく、といったイメージで事に当たります。
人によりますが、例えば、多くの場合が、親子関係に起因しています。
また親子関係に問題がなかったとしても、過去に何かがあり、その出来事によって傷つき、何かしらの強い思いを抱き、それが信念レベルにまで落とし込まれていった、ということがあります。
このように、今うまくいっていないことから少し視点をそらして、ご自分の過去を振り返ってみるのです。
また、あまりにも疲れていたり、混乱がひどいような場合は、少し時間をとって遊ぶことです。
「遊びましょう」と言うと驚かれ、「無理です!時間が、お金が、家族が、未来の展望が・・・」とおっしゃるかたがとても多いのですが、成功者は息抜きが上手だったり、また仕事そのものが遊びというか、面白く感じているものだったりします。(だからうまくいっていないことは、やりたくないことなのかもしれませんよとお伝えしているのです。)
成功したいのであれば、自分なりの息抜きの仕方、遊び方をマスターしなければなりません。これはマストです。それを先に身につけてしまおうということです。
「成功したいとまでは・・・」と思う場合も同じです。こういった皆さんは、遊び下手、休み下手、喜び下手になってしまっていることに気が付いて頂きたいと思います。だから人生が苦しいのです。
こういった皆さまは「遊び」と言われても難しく考えてしまいがちなのですが、例えばわたしなら、映画が好きなので一人で、誰にも言わずに映画館に通います。
映画館は、上映時間内は他者に邪魔される心配がなく、集中できるからです。あれこれ思考せずにすみ、五感も使い、色々と心も動きます。
あとは自然の中に行って、じっと自然に五感を委ねます。寒いな、暑いな、木がざわざわ揺れているな・・・と、ただ感じるのです。
以上はあくまでわたしの場合です。
そんなことをして一体何になるのかと言いますと、
「思考せずにリラックスして好きなことに浸り、フラットな状態に戻る」ということが重要なので、それを行うということです。
本来、人は、リラックスした状態で子ども時代を過ごし、その中で、例えば遊びを通じて「これが好きだな」とか「これが得意なんだな」と自分の好みや特性を知り、追求を始めます。これが無理のない理想的な人生の始まりかたです。大人になってからでも大丈夫ですので、この状態にもっていく時間を持ち、今から、自分の好みや特性を知っていったり、思い出したりしましょう、ということなのです。
まとめますと、今回のポイントは以下の二つで、一度チェックしてみるといいかもしれません。
・うまくいかないことは本当はやりたくないことかもしれない
・思い込みの原因は過去にあるのかもしれない
良ければ参考にされてみてください。
ではまた・・・。