今日は感覚の開き方についてのお話です。


 

 感覚を開く目的とは、幸せを実感するためであり、自分の人生を好転させることにあります。

 従って、宇宙人とのオープン・コンタクトや、ものスゴイ存在とチャネリングする、といったことは「楽しみ」のうちのひとつであり、それができなければ即ち不幸か、といったら、そうではありません。

 しかも、チャネリングのような感覚は、どちらかと言ったら、アナログです。

 

 だからといってデジタル機器を一掃する必要はなく、ライフスタイルは人それぞれです。自分にとってのバランスを探すとよいでしょう。

 感覚を開くための有効なやり方として、自然と接する面白さ、素晴らしさについて、海洋生物学者のレーチェル・カーソン氏が『センス・オブ・ワンダー』という本で教えてくれています。

 

 これはわたしの感想なのですが、

 

 始めの方の、(おい)っ子さんとのやりとりは、
「わたしもこのような育て方を、自分の小さな(めい)姪っ子たちに、してあげたかった」
という思いに打ちのめされるのですが、

しかし次第に、
「子どもと自分の感性を伸ばすには、一体どのようにしたらいいのか」についてを、柔らかいのに明瞭な言い方で、丁寧に伝えてくれることに気づき、
目の前が開かれるような思いにさせてくれます。

 わたしたち現代人の頭の中は、忙しすぎるのです。

 しかしすでにそのことに気づいている人たちもいます。

 自分と子どもの個性を認め、受け入れて、自分たちにとってラクな範囲で生きてみてはどうでしょうか。そしてそれは大抵の場合において「ペースダウン」を意味します。

 人生をダウンシフトすることは、素晴らしい解決策のひとつです。

 また、体調が思わしくないかたは、不調をじっくり感じて、少しの期間、「体の言いなり」になってみてください。

 間違っても、弱った体に対して、
「どうして!?」「動け!」「働け!」「情けない!!」と、責めたりしないであげてください。

 強制すると、ますます動けなくなるものなのです。子どもも、体も。

 わたしも
「もう、お手上げだ。
一旦あきらめて、ダウンシフトしよう。」と決めたときから、バタバタしていた人生が落ち着き始めたという経験があります。

 

 他者に気と時間を使わなくても、自分と、家族のことだけで毎日十分に忙しいし、その方がうまくいくことを実感していったのでした。

 もしまだこの本をお読みになったことがない方がいらしたら、おすすめしたいと思います。何度読んでも、新しい気づきや感覚をくれる本だと思います。

 では…。