2017年12月14日に放送された番組が再放送されるみたい。

英雄たちの選択 「古代史ミステリー 巨大古墳の国際戦略~半島危機と倭の五王」

NHKのBSプレミアムにて、8月23日木曜日午前8時からの1時間番組です。

 

去年も見ているはず* なのですが!

いまいち内容を覚えていないので!

今回はもう少しちゃんと見ようと思います。

百舌鳥・古市古墳群の話だよね? きっと。

 

*^ 歴史を勉強しないとなと思いたって、数年前から、この番組のを毎週録画してるんです。この回もタイトルに覚えはあるんだ……。

歴史っていう感じではあんまり頭に入ってきていない気がしますが、その時自分ならどうするかっていうゲストのトークが面白いです。

あと纏向遺跡のロケで走り出して飛び跳ねちゃう司会の磯田道史先生かわいいし、時々ゲストで出てくる城郭考古学者の千田嘉博先生が超かわいい。千田先生なんて、新発見があったりしたロケ映像でスタジオのゲストが羨ましがってたら「みんなで行けたらよかったですねぇ」だなんて仰るのだもの。人柄が滲み出ている。

本日8月20日は、大阪府高槻市制定の「ハニワの日」だそうです。

「0」を「輪」と読む語呂合わせ。

 

そんな高槻市のゆるキャラは武人埴輪をモチーフにした「はにたん」!

詳細はこちら→「はにたんのプロフィール | 高槻市

誕生日はハニワの日。おめでとう、はにたん。

生地は史跡今城塚古墳

 

今でこそ高槻市PR係長のはにたんですが、もともとは消防隊勤務(今も兼務している)。

(参考:「第19回こちら館長室 ゆるキャラ“はにたん”を考古学する | 高槻市

 館長のはにたん&埴輪愛がすごい。)

館長は、武人の冑が消防士のヘルメットに似ているから埴輪が消防のマスコットに採用されたという説をとっていらっしゃいます。

確かに似ている……!

 

はにたんには、3つのヘルメットがあって、災害現場に合わせて使い分けているのだそう。

曰く、消防はにたん、救急はにたん、救助はにたん、と。

災害現場には、馬型埴輪の消馬(赤)と救馬(白)にのって駆け付けるのですって。ヒーローだ!

消防隊での活躍はこちらからどうぞ→「消防マスコットキャラクター「はにたん」プロフィール | 高槻市消防本部

 

今城塚古代歴史館では、ハニワの日に合わせたイベントも毎年やっているみたい。

なのですが、先の地震で、歴史館の常設展示室は閉鎖中のようです。わわわ、心配。

夏季企画展として、9月2日まで「ハニワールドへようこそ」と埴輪を特集しているみたいです。

 

歴史館があるほか、古墳は公園になっていて埴輪もいっぱいあるようです(今城塚古墳公園)。

地震、大丈夫だったかなあ……。

武人っぽいイラストにちょっと時代を感じて懐かしい気持ち。

歴史館と公園を合わせて「いましろ 大王の杜」と言うみたい。

広報資料にまりこふんさんがいる~!

 

今年は地震に大雨といろいろ続いていますが、スムーズに復旧できますように。

落ち着いたころにでも遊びに行きたいな。

密林で出会った本。ちょっと気になるぅ。

 

考古学の世界 ―初めて考古学を勉強する方のために―

 

大学の先生の講義ノートをまとめた本のよう。

教科書として電子書籍版も出ている。ちょっとお安い。

著者の方、ブログに講義ノートいろいろ掲載していらっしゃる。読めちゃうのもいくつか。へええ!

古庄浩明の講義ノート

 

 

まりこふんさんの著書、『出雲の古墳アドベンチャー』を読みました。

 

 出雲の古墳アドベンチャー

 

かつての出雲国にあたる地域にある古墳を紹介。

行きやすさやどんな装備が必要かがコンパクトにまとまっていて、古墳巡りのプランニングに役立ちそう。

 

出雲の古墳には個性的なものが多いそうなのですが、古墳ビギナーとしてはどの辺が個性的なのかがいまいちピンとこず。。。

もう少し古墳に親しんでからのほうが感動が大きそう。

(ちゃんと表紙に「古墳中級者向け」って書いてある。)

 

読んでいる限りでは、結構山とか藪とかに分け入っていたり、玄室に体捻じ込んでいたり、これも売り文句通り「結構アドベンチャーな」感じ。

特に玄室に体捻じ込むのが怖いよね! うっかり自発的に埋葬ってことになりそう。絞ってから臨まないと。

 

野良っぽい古墳もあれば、大事に手入れされている古墳もあり、未調査のものもあり。

とにかく古墳の数が多そう。ライトなところから見に行きたいなー。

そろそろ考古検定のお勉強を真面目にやらないと。

 

まだまだこちらの本を読んでいます。

考古学はどんな学問か

お勉強も本を読むのもあんまり得意じゃないのかもしれない。

復習がてら読んだことをさっくり御紹介。

 

「比較的肩は凝らないが、その内容はある程度考古学の基本的な問題を取り扱っていて、幅の広い読み物となるようなエッセーを中心に選び出して」みた書物とのこと(「おわりに」より)。

その設定どおり、冒頭いきなり、みんな大好きトイレの話から。

便器の種類やその構成比から、その施設を使用する集団の性別や年齢の構成比を知ることができること、そうやって文字ではない資料から人の生活の様子を再構築するのが考古学の考え方なんだ、と。

そんなことを思いついたきっかけは、男性である著者が、女子大の講師をしていた時の、トイレでの違和感だそうで。

また、物的証拠から特定の時点の様子をすることの例として、三菱重工爆破事件や、火災現場での間取りの復元など。

 

考古学の基礎は、物的証拠としての遺跡、遺物を発掘、採取すること、その過程できちんと記録をとること。

"Piecing together the past"(過去を接ぎ合わせる)という書生気があるそうです(V. G. チャイルド著)。素敵な名前。

但し、手に入れられるのは、辛うじて現在にまで残ってるものであり極めて限定的。

また物的証拠の残らない、社会の構成やものの考え方などは復元できない。

 

人工物の他にも、証拠が残る場合も。

水田址と思われるものの、それを示す人工物が出ない場合でも、水田(人間が手を加えた環境)特有の雑草の種子やイネにつく害虫の破片、イネに含まれるプラント・オパールが出れば水田であったと考えられる。

人類が自然に働きかけた痕跡から、人類と自然のかかわりあいの長い歴史を知ることができるということ。

 

文字の出現後も、文字資料に残されない事柄も多く、歴史研究は発掘調査に負うところも多い。

近いところでは第二次世界大戦時の遺物でも(保存食の容器* )、文字資料がなく存在を知る人がほとんどないというものも。

 

考古学と自然科学は分かちがたく、考古学の研究法には地質学、生物学の影響があり、また自然科学の分析手法の発展で考古学の研究が進むことも。

遺物の年代測定ができたり、黒曜石の産地を特定することで物資交換のあり方を知ることができたり。

農学者、植物学者、昆虫学者、土壌の専門家、花粉学者などの手を借りることで、農業のありかたを知ることができたり。

破壊の度合いを抑えて調査することができるようになるなど、遺跡・遺物の保存にも技術の発展は貢献している。

農業の始まりは自然破壊の始まりでもあり、その歴史を紐解き、自然との均衡のとり方を学ぶことができる。

そのためにも考古学と自然科学の協力が重要な役割を果たすと考えられる。

 

遺跡や遺物は、市民の連帯を生むこともあるが、時により自己中心的な排他的歴史観を生む場合も。

とある遺物の組み合わせがゲルマン民族の存在を示すとされ、それがナチス・ドイツの侵略を正当化に用いられたことも。

日本も日韓併合時に同様のことをしている。学問と政治の距離の取り方には重々注意しなければならない。

 

考古学は、物的証拠から人類の歴史を再構築する。

歴史同様「過去を知ることが、現在に生きる人々にとっていかなる意味を持つのか」という問いから逃げることはできない。

 

 

というあたりで最初の1篇がおしまい。

考古学の扱う範囲、アプローチの方法などがふわっとわかったような。

初出が1984年なので、今はまたもっと違う状況なのかも。新しめの教科書的な本も読まないと。

 

*^ 今ではインターネットで検索すればさっとヒットするのですごい。→防衛食容器

文章の初出(1984年)から調査が進んだためか、それとも当時は調査が追い付かなかったのか……。

中に入れる食料が不足したため生産中止って、シビアな時代だな。