本日はフラワ-ランドです!
【本当は怖くない】般若の本来の意味とは?
「般若(はんにゃ)」とは「仏の智慧(ちえ)」を表す言葉です。しかし般若と聞くと、恐ろしい形相の鬼の面を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか
般若は、古代インドの言葉であるサンスクリット語(梵語)の「プラジュニャー」やパーリ語の「パンニャー」に由来している仏教用語です。これらの言葉の音に合わせて漢字を当て、般若と書くようになりました
智慧と知恵は音が一緒ですが、意味は異なります。智慧は世の中の真理を知ることを指す言葉で、時代によって変化しない普遍的なものです。一方、知恵は頭が良い、賢い、優れているといった意味を持ち、時代とともに変化します
般若の面が怖い表情なワケ
女の鬼を表現した般若の面には口の上下からキバが2本ずつ、額からツノが2本生えています。目を見開いて眉間にシワを寄せた嫉妬や恨みのこもる表情は、見るものを圧倒する恐ろしさがあります
般若の面はただ怖いだけではなく、顔の上下で鬼女の心の二面性を表しているのです。そこには、不本意ながら鬼になってしまった恥ずかしさやうしろめたさ、情念に翻弄されてしまった人間の悲しさや切なさが感じられます
日々の慌ただしい暮らしの中では煩悩がもたげ、誰しもが持っているはずの智慧を見失ってしまうことがあります。そんなときには、写経やお葬式で、耳目にした般若心経を唱えるといいかもしれません
般若=仏の智慧が自分の中にあると思うことで、煩悩に悩まされつつも穏やかな毎日が送れることでしょう
本日の一品「モヤシのぅ」
どすどす