本日はマロです!
水戸光圀(水戸黄門)との対決で名高い一条公麿三位中納言
彼は当時政治の実権を握っていた徳川家に対しても一歩も引かず、堂々と立ち回った剛の者である
京都の商人と結託し悪事を働く幕府役人および協力者の放逐に腐心しており、元締めたる水戸光圀を追い詰めた。このとき、
「だまりゃ!麿は恐れ多くも帝より三位の位を賜わり中納言を務めた身じゃ!すなわち帝の臣であって徳川の家来ではおじゃらん!その麿の屋敷内で狼藉を働くとは言語道断!この事直ちに帝に言上し、きっと公儀に掛け合うてくれる故、心しておじゃれ!」
と歴史に残る名啖呵を切り、公家が短歌しか詠めない軟弱者ではないことを示した
しかし時の左大臣は対幕府穏健派であり、一条三位は権力抗争に破れてしまう形で悪徳商人の放逐をなすことができなかった
なお、水戸黄門の名の由来である「黄門」は中納言の唐名であり、一条三位と水戸黄門は官位上は同格ということになる
位階で見ると水戸徳川家の極位は正三位であるが水戸黄門は生前は従三位までであり、位階の面でも同格である
本日の一品「ガキ牡蠣」
どすどす