父の死 伯父がエジンバラ公っぽい件について | 丸岡淳子 不良仙人

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何が起ころうとも幸せな生き方 絶望からの復活プロ

こんにちは!

 

父の葬儀での。

おまけストーリーです。

 

父の葬儀二日間は。

複雑で濃い歴史と、父のツレの激しさで。

かなりヘビィな空気となりましたが。

 

そこは、やはり。

愛と、喧嘩と、ブラックジョーク渦巻くうちの家系。

 

私的には、じわる出来事がありました。

 

告別式の際に。

年長者となる伯父が挨拶をしたのです。

 

父の姉の夫なので。

父とは直接血縁ではないのですが。

完全に、父側の一家を名乗ってくれました。

 

若い頃は神経質で。

私は苦手だった伯父ですが。

年をとって、丸くなり。

秘めたる天然ぶりが炸裂しておりました。

 

住職がお経をあげている最中も。

普通のボリュームの声で。

 

「あ〜、失敗した〜。。

お念珠忘れて来ちゃった〜。

ほら、セールで買った、あれ!」

 

とか伯母に話しかけ。

 

伯母が

 

「あーたーっ!(うるさっ!)」

 

みたいになっていまして。

 

いえね。

私としてはピリピリして凶暴だった頃の伯父よりも。

今のエジンバラ公並みにマイペース発言する伯父の方が、

マイルドで好きです。

 

私と弟を心配してくれて。

優しい言葉をかけてくれるのですが。

なにせ、お耳が少々遠くなっているので。

 

私たちが感謝の言葉を返しても、

全然聞こえていない様子で

マイペースに話し続けてくれます。

 

和みます。

 

伯父が身内代表挨拶をやると聞いて。

私と弟は、若干、警戒の予感はあったのです。

 

頼むから、父のツレと険悪感満載なこの緊迫空気の中で。

笑いのツボを刺激するようなのきたらキツイわ〜・・・と。

 

伯父のスピーチは、とても愛にあふれていて。

私と弟への励ましと優しさが込められた。

胸がいっぱいになる内容でした。

 

心から素直に嬉しく感謝が湧きました。

 

しかし。

 

さすがです。

うちの身内。

 

きましたよ。

予感的中。

 

スピーチが始まってまもなく。

 

「〇〇(父の名前)は。

こんなにいい娘と息子を残して。

 

棺の中の〇〇の顔を見つめ何かを想う

二人の寂しそうな表情に

私は、本当に胸が詰まる想いです。」

 

ここまで感動&順調。

 

「そんな息子と娘を残し。

まだ、沢山やれることがあったのに。

 

〇〇は

二次元へ旅立ってしまいました(涙)」

 

・・・

 

えっ?!

 

親父。

 

二次元へ旅立ったの?!

 

異次元の聞き間違い?!

 

いや!それも違う!

異次元じゃトワイライトゾーンになっちゃうよ。

 

。。。

 

その後、伯父は何かにつけ、

二次元って言葉を追加で2回くらい使いました。

 

義理の弟が今生きている自分たちとは

「違う世界」へ旅立ってしまった、

ということを言いたかったのだと思います。

 

それはよくわかります。

 

でも、二次元じゃないよね。

 

来週のジャンプに登場しちゃう系でしょうか。

 

伯母は、ひたすらその他の部分に共感して泣きじゃくっていました。

二次元に気が付いていない様子です。

ほんと、二次元以外のスピーチはとても心に響くものでした。

 

だけど。。

 

従姉妹二人と、私と弟は。

口を必要以上の気合いでぴっちり閉じる必要がありました。

 

まさに。

 

笑堪道の修行です。

 

告別式後に伯父が身内に食事を振舞ってくださったのですが。

その際に、従姉妹が。

 

「あれは、キツかった。。」

 

と呟いておりました。

 

未だに、ふとジワります。

 

うん。

和んだ。

 

伯父ありがとう。

 

親父、二次元へ旅立ったのなら、

何気に楽しそうだし。

それ、母も登場するんでしょうか。

刃牙みたいにならないように祈ります。

 

うん。

和んだ。

 

 

丸岡淳子

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