ねぇ~ らっき-
あなたは 今 どれくらい見えてるの?
って 本当は聞いてみたい
ずっとずっと何かしらの光を感じてくれることを切に願うばかり・・・・・
とはいえ もちろん 見えなくなったとしても 今の愛情は決して変わらないよ
ずっと ずっと 傍にいるから そして こっちだよぉ~って教えてあげる
だから 安心して 私たちの声を信じてほしいの
土曜の夜のこと
日中はいつも通りの生活
だから 夜 疲れてひととき熟睡してたらっき-
とっても気持ち良さそうにね
なんら いつもと変わりがないので いつもと同じように 私たちもくつろいでテレビを見てたの
すると
突然起きたらっき-
ぺタって だんなさんの後ろにくっつき カーペットをぺろぺろと舐めはじめた
ん・・・? 気持ち悪い素振りかな?
らっき- これした後に吐くこと多いんです。
気分転換に外に連れ出してくれたダンナさん
戻ってきて 「吐いたの?」の問いに 「ううん 全然」と
そっか 気のまわし過ぎかな?と思ったけど 違う
しっぽが下がり切り 私の後をぴたってくっついてくる
でもって 自分から触れてくるのはOKなんだけど 私が動くと唸る・・・・・
なんだかおかしい
だんなが確認するために らっき-に大好きなおやつをあげる
いつものように らっき-の前に差し出すと おやつと違うとこ 随分手前でキャッチする素振り
見えてないを確信
そっか その時が来たんだと思った
だったら 落ち着かなきゃ 落ち着いて いつもと同じ声で呼ぼう そして いつもと同じ行動をしよう
と思い らっき-を呼び寄せた私
ピタってくっつくらっき-に 「大丈夫よ なんてことないよ らっき-の目は 私たちが声で導いてあげるから 心配しないで」と心の中で呟きながら らっき-の体温を感じていた
それから数時間後
少し落ち着いた様子 でも しっぽはまだ下がったまま
唸ることがなくなったので この日の最後の食事を夜中にあげた
ちゃんと場所がわかるように らっき-の好きな チキンのおやつを小さく切ったのを入れて
器を指で叩きながら誘導
ちゃんと上手くいって スム-ズに食べてくれた
そして 就寝
本当は らっき-のベットで寝かせてケ-ジに鍵かけるのがいいんだろうけど
いつものように 私と一緒に寝た
不安だったのでしょうね いつも以上に寄りそうらっき-
で迎えた日曜の朝
昨日の夜は ほとんど見えてなかったのが 少し見えるようになってた
お出かけしたいの素振りに安心
だったら 様子を見ながら出かけようと思い外出しました
初めてのとこでも ぶつかることなく歩けたので とりあえず視力はあるようです
でも 少しずつ弱くなってることは事実
ねぇ~ らっき-・・・・・・
らっき-に いつその時がきても もう 私たちは慌てることないから安心して私たちの声を頼ってね
だから 今のうちに お家の家具の配置をちゃんと記憶してほしいの
そして 楽しいこといっぱい見てほしいの
そして 私たちの顔をいっぱい見ておいてほしいなぁ~
でも でも そのときが 1分でも遅くなってほしいと願ってるよ
でもでもでも そうなったとしても 何にも怖くないよ 楽しいことたっくさん待ってるからね
大丈夫!