今週の週刊アスキー(老舗オタク雑誌)に、Windows Vistaの主な機能に関するまとめがでてました。
【印象】
新しいものは何もない。既にGOOG、AAPL、Firefox、Opera、SYMCなどにより提供されている機能のMSFT版が出ているだけ。
OSだけで15-20GBのインストール領域が必要
Windows AeroはDirectX9以上のグラフィックボードが推奨されている
Vistaの推奨環境におけるDRAMは1GB。XPの2倍。
【銘柄インプリケーション】
ポジティブ → MU、STX、NVDA、ATYT、SNDK(?) (DRAM、グラフィックMPU、HDD、Flash)
ネガティブ → MSFT
中立(相関性薄い)→ PCメーカー (VistaがドライバーとなるPC需要には懐疑的)
【PCについて】
セルサイドアナリストのPC Unit台数成長率予想の多くが06年-07年の加速を見込んでいますが、
IDCの予想では、2006年のUnit出荷台数成長率予想は+10.8%、2007年は+11.7%とほとんど変化を見込んでいません。
個人的な印象ですが、『Windows Vistaが出るまでPCを買い控えている』という人は私の周りにはあまりいません、、、
2005~2008 年における米国および世界市場のパソコン出荷台数伸び率(単位:%)
-----------------------------------------------------
地域 2005年 2006年 2007年 2008年
-----------------------------------------------------
世界出荷台数
消費者向けパソコン 20.9% 12.7% 13.1% 11.3%
企業向けパソコン 13.2% 9.6% 10.8% 10.3%
合計 16.0% 10.8% 11.7% 10.6%
------------------------------------------------------
出典:IDC
注:2006~2008年は予測データ
【何が変化したか?】
1.OS、MPUのアップグレードは買い替えサイクルを誘発しない → MSFT、DELL、INTCはこの10年のPCトレンドの恩恵を最も受けた企業でした。
2.必要容量の増加傾向は止まらず → テキスト → 画像 → 音声(音楽) → 映像といったデータ自体の容量増大に加え、Webmail、Flickrなどの自動バックアップの充実により、必要となるストレージ容量、メモリ容量の増加傾向は継続すると思います。また、今回のPC買い替えサイクルは今後『HDD容量が足りない』といった理由が前面に出てくると思います。2-3年前の主流ノートPCのHDD容量は40GBですので、デジタルビデオと音楽データベースとして使うには足りないと思います。
3.機能としての道具からスタイルとしての道具への変化 → 自動車がFord Tという『機能としての使用の究極』から現在の『自己のスタイル表現としての使用』へ変化したことと、現在の携帯電話、PCの変化は同じだと思います。JaguarとAston Martinは値段が3倍近く違いますが、ベースは同じらしいですし、3倍速く走れるわけではありませんし。
【新機能】
Windows Aero → 半透明の画面表示、新フォント『メイリオ』の採用。これは既にMac OS Xで採用されています。新フォントはアンチエイリアスといって、ギザギザをとったものですが、Macは既に同様フォントが使えます。
Sidebar & Gadget → これもOS Xのウィジェット機能とまったく同じです。
Live Task Bar、Flip & Flip 3D → [Alt]+[Tab]でのアプリケーション切り替えをグラフィカルにするもの。これもOS Xで実現されています。
IE7 → Opera、Firefoxなどのブラウザで既に取り入れられているタブブラウジング、RSS機能が付加されていますが、新味なし。
Windows防御ツール → スパイウェア防止ソフトですが、Symantec製品、トレンドマイクロ製品との明確な違いは見当たらず。
WMP 11 → ジャケット画像、アルバム、アーティスト名などが一覧表示可能、デバイス同期にシャッフル機能搭載などが新機能ですが、これもiTunesですべて網羅済み
メール、PIM、写真 → すべてWindowsメール、連絡先、カレンダー、フォトギャラリーと名称統一。Windows OS組み込みにしている点はMacに倣っています。