Kelev(ケレヴ)のお問い合わせの中には
「シニア犬なので
ほかで断られてしまったんですが
受け入れてもらえますか？」
といったものもあります
シニア犬のグルーミングは
どこのサロンでも
受け入れているわけではありません
動物病院に併設されている
トリミングサロンでさえ
〝シニア犬はおことわり〟のところも
あるのです
それはいったい何故なのでしょうか？
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ようこそいらっしゃいませ(`•∀•´)✧
これまで他のサロンで断られたシニア犬を
数々グルーミングしてきて
シニア犬のグルーミングの難しさと
受け入れ施術したあとの
オーナー様の心からの喜びをともに受け
〈 生涯グルーミング 〉の大切さを
ひしひしと感じている
グルーミングサロン【Kelev(ケレヴ)】代表
谷口いづみ(イヅミナティ)です
以前のブログで
〝シニア犬の
トリミングの危険性〟
について軽くお話しました
今回は
〝トリミングサロン
併設動物病院が
シニア犬や持病あり犬の
グルーミングを避ける理由〟
について
例を挙げながら
私なりの見解を述べていきます
古いトリマー仲間のサロンに
長く通ってくださっているトイプードルが
最近シャンプー時に
てんかん発作を起こすようになりました
トリマー仲間はオーナーさんに
立ち会いをしてもらい
実際にてんかん発作の様子を
見てもらったうえで
動物病院にお願いするか
動物病院に併設されている
トリミングサロンでのシャンプーを勧めました
オーナーさんが問い合わせをしたのは
神戸から姫路まで何軒も系列院を持つ
カタカナ三文字の有名な動物病院
事情を話し、愛犬のいのちの安全のために
シャンプーをお願いしたいと申し出ると
病院側から返ってきた返事は
「うちは皮膚病の子しか
シャンプーをしておりません」と
さらにあろうことか
「そんな状態なら
もう一生
トリミングできないですね」
という、何とも心ない言葉を受けたとの事
これまで私が問い合わせを受けた
オーナー様の話では
若い時からずっとトリミングしてくれていた
〝動物病院併設サロン〟に
シニアになったとたんお断りされたケースを
いくつも聞いています
普通の人が考えれば
「動物病院が併設されている
サロンなら
なにかあった時にすぐに
対処・処置してもらえるので
安心」
って思いますよね？
けれど〝受け入れ側〟の感覚は
どうやらまったく違うようです
私が考えつく理由はまず
・動物病院併設サロンに
勤務するトリマーの中に
〝熟練者〟がいない
つまり〈 ハード(病院) 〉はしっかりしていても
〈 ソフト(スタッフ) 〉が頼りないと
〝なにかあった時〟以前の
〝安全に配慮したグルーミング〟自体が
おこなえないというものです
次は
・誤解やトラブルを恐れている
いくら細かく説明して契約書を交わしていても
いざトリミング中に愛犬に事故が起こり
併設病院で対処したとなれば
「助かって良かった」となるケースも
もちろんあるでしょうけれど
「動物病院がトリマーの失態を
かばったのではないか」とか
「治療費を上乗せする為にわざとやったのでは」
など勘ぐられるケースも
じゅうぶんに考えられます
ただね、そんなことを恐れるところは
はっきり言って
動物病院併設サロンを作る
資格がないですよ
もちろんシニア犬のグルーミングは特に
施術中に亡くなる可能性も高い
かなりリスクを伴う仕事です
訴訟などにより大手病院が受けるダメージは
相当なものでしょう
嫌な言い方ですが
獣医師からすれば
「獣医療ミスなどならともかく
トリミング中の事故ごとき
( ↑ 獣医師が犯したミスではなく
国家資格を持たない〝いちトリマー〟が
起こした事故 )で
訴訟を起こされ名誉が傷つくなどありえない」
と思っているかもしれません
そんなふうに考えている獣医師がいないことを
願うばかりですけどね
大きな病院では
〝人〟の〝人〟とのきょりが遠く
細かいことまで〈 規則 〉で固められています
それはもちろん
ヒトやイヌの〈 安全 〉のためでもあり
病院側を守る〝鎧(よろい)〟でもあります
〈 シニア犬のグルーミング 〉は
まだまだ〝対処マニュアル〟というか
〝対応共通認識〟のようなものが
固まっていない分野なので
大手が避けるのは無理もありません
個人サロンで受け入れているところはつまり
〝人〟と〝人〟との
きょりが近く
〝信頼関係〟が築けているからこそ
〈 規則 〉に縛られない柔軟な対応により
なし得ているのです
【Kelev(ケレヴ)】での美容の様子を
𝐓𝐢𝐤𝐓𝐨𝐤にいくつかアップしていますので
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