DASHCAM ダッシュカム [DVD]

 

ミュージシャンで迷惑系YouTuberのアニー。

コロナで閉塞的になったロサンゼルスから、バンドメンバーだったストレッチの住むイギリスへ。

自分の行動は全て配信し、視聴者からのコメントにも返信している。

夜中にストレッチ宅に到着。寝室に押し入ったアニーは、寝ているストレッチに唾を付けた手で平手打ちをして起こす……。

 

朝になり、ストレッチの妻?ジェマがマスクをしていたり手を消毒することを馬鹿にしたり、ストレッチの女性遍歴を暴露して彼女の気分を害させる。

 

ストレッチはデリバリーの仕事をしており、それに付いていくアニー。

注文された料理を受け取りに行ったお店で、店主に「マスクを着けろ」と言われるが、アニーは「マスクはしている。見えないのか」(本当はしていない)とおちょくり、店を追い出される。

結局、配達できずに帰宅した二人。ジェマからアニーを帰すように説得されているストレッチを見たアニーは、ストレッチのスマホと車を盗んで家を出て行く。

 

ストレッチのスマホにデリバリーの依頼が入り、勝手に注文を受けたアニーは車で店に到着。

店内は暗く、もう閉店かとアニーが店のゆで卵を無断で食べていると、奥から女性が出てきた。

女性はキャンセルするのを忘れていたと言い、代わりにアンジェラという老女を送って欲しいという。

アニーは最初は断るものの、差し出されたお金に目がくらんで引き受ける。

意識が朦朧としてロクに歩けないアンジェラを車に乗せて目的地に向かうが、途中でアンジェラがお漏らしをしてしまう。

(なにかの施設?の)トイレにアンジェラを連れていくと、アニーは突然女性に襲われた。

アニーが逃げ出して隠れていると、アンジェラに近づいたその女性はなぜか吹き飛ばされてしまう。

驚いたアニーが車に戻ると、配信を見たストレッチが現れる。

二人が車に乗りこむと、後部座席にはアンジェラが座っていた。

 

 

 

 

これほど主人公に嫌悪感を抱ける作品も珍しい……。

もうね、なんでもいいからさっさと主人公ヤラれろよ!ってずっと思ってました。

それぐらいストーリーが進むのに比例してアニーへの不快が増幅していく。

そしてエンドロール前のラップ……本当腹立つ!

 

内容もアンジェラ(たち)の正体などの説明も一切なく、POVの手ブレや画面の暗さでなにがなんだかわからないのもあり、最低な気分になりました。

自称アンジェラのお母さんが出てきたときは、政府の陰謀?人体実験?ってワクワクしたのに全く深掘りせず……。

でもそこはアニーが深掘りする性格ではないし、詮索を始めるとありがちのホラー映画になっちゃうだろうからそれで良かった、のかな?

唯一目を見張ったのは、口をホッチキスで閉じられているのをアンジェラが端から指を突っこんでブチブチ針を飛ばすシーンですね(←おい)