(ネタバレあり)
オープニング
少年ビリーは父親に激しく怒られていた。
ビリーが低俗なホラー漫画に夢中だったから。
父親に漫画を捨てられてビリーが部屋で落ちこんでいると、窓の外に悪魔?死神?のような骸骨が!二人は不気味に微笑み合う。
「父の日」
1年に1度の父の日、グランサム邸に家族が集まる。
シルヴィア、リチャード、キャスと夫ハンクの四人はベディリアを待っていた。
彼ら四人が裕福に暮らせるのはベディリアが引き継いだ遺産のおかげらしい。
しかし実はベディリアの恋人は、父に事故にみせかけて殺された。その恨みからベディリアは父の日に、異常なまでにケーキを要求し罵倒してくる父を殺したのだった。
グランサム邸に到着したベディリアは、そのまま父の墓参りへ。
夜になっても帰ってこないベディリア。心配したハンクが墓に向かうと……。
「ジョディ・ベレルの孤独な死」
ある夜、農夫のジョディは隕石が墜落するのを目撃。
興味津々で隕石に触って火傷をしてしまう。
彼は隕石を高く売りたくて、早く冷まそうと隕石に水をかけるとパックリと二つに割れてしまうがめげず、接着剤で引っ付ければいいと家に持ち帰る。
家に帰り、指先を見てみると緑の苔のようなものが生え始めており、舌も緑色に。
家の外には持ち帰った隕石を取り囲むように草が生い茂り……。
「押し寄せる波」
ハリーは、リチャードの妻ベッキーと不倫関係にあった。
ある日リチャードが訪ねてきて、「ベッキーが大変なことになる」と言われ、二人は海岸に。
海岸には穴が掘ってあり、リチャードに銃で脅されて、ハリーは穴に入り自身を埋めるよう命令される。
顔だけ出して砂に埋まったハリーは、モニターに同じように埋められたベッキーが満ち潮によって溺れていくさまを見せられる。
「息を止めるんだ」と言い残し、リチャードは去っていく。
やがて波はハリーの埋まる場所まで満ちてきて……。
「箱」
大学の用務員が掃除をしていると怪しげな箱を見つける。
パーティーに来ていた大学教授のヘンリーと妻のウィルマ。
ウィルマは酒癖が悪く横柄で、ヘンリーの悪口を喚いてパーティーの参加者たちを困惑させていた。
そんなウィルマを見て、ヘンリーは彼女を銃で撃ち殺す妄想をする。
チェスの勝負を約束するヘンリーと同僚のデクスター。そこに用務員からデクスターに電話がかかってきた。
デクスターが大学に向かい確認すると、用務員が見つけた箱は100年以上も前のものであり、南極観測隊から送られてきたものであった。
箱は厳重に施錠されており、二人はようやく開けることができたが、中にはゴリラ?(雪男的?)な獰猛な化け物が入っており、用務員に襲いかかるのだった……。
「やつらは群がり寄ってくる」
悪徳で傲慢な会社社長のブラットは、部屋のゴキブリを殺虫剤でやっつけたばかり。
そこに部下からの電話で買収予定の会社社長が自殺したことの報告を受ける。
部下との電話を切ると、すぐに自殺した社長の妻から電話がかかってくる。
社長夫人から罵られ恨みの言葉をぶつけられるが、ブラットは全く気にしない。彼が気にするのはゴキブリのことだけ。
最近、ゴキブリが増えていて彼を悩ましていたのだ。
電話を切り、食事をしようとするがその中にもゴキブリが入りこんでいた。
慌ててシリアルの箱を調べると無数のゴキブリが這い出して……。
エンディング
朝になり、ゴミ収集車がゴミを回収している。
作業員がホラー漫画を見つけて読みはじめると、呪いのブードゥー人形プレゼントの応募券が切り取られていた。
朝食を摂る父親は昨夜はゆっくり眠られなかったようで、寝違えたのか首が痛む。
部屋ではビリーがブードゥー人形の首に針を刺しているのだった。
再見だけど、ずいぶん昔に観たのでほとんど覚えてなかった。
一番ゾワゾワしたのは、やっぱり大量のゴキブリが出てくる五話目。
怖いな、と思ったのは三話目の「押し寄せる波」
あの死に方はトラウマ……観てて息苦しくなった。砂浜に埋められたくないよ……。
一話目は少し違和感。毎年ベディリアは墓参りしてたのに、なぜこのタイミングだったのかっていうのがわからなかった。