私が舞台を観劇した日からずいぶん経ってしまいましたが。
感想その他を残しておこうと思います。
ネタバレしていますから。
ネタバレを避けてらっしゃる方はUターンでお願いします。
2月7日新国立劇場にて観劇。
あらすじ。
舞台はとある町の山の上にある八猪(やずま)病院。
この病院の院長・八猪不二男(古田新太)は、人当たりの良い柔和な人物と見せかけて、実はロボットと人体の融合=新しい医療の可能性を夢見て、入院患者を利用して人体改造実験を行っていた。
そんな院長の唯一の弱点は一人娘のメイ(成海璃子)。
だが、溺愛するあまり次第にメイの人生を支配し統治下におこうとする毒親となっていた。
そんな狂気をはらんだ病院に、ある日庭の手入れに訪れる植木屋の犬塚アキラ(安田章大)。
アキラとメイはひょんなことから出会い、恋に落ちる。
しかし不二男の監視下にあるメイは病院から出てこようとせず、じれるアキラはメイに会いに病院に忍び込み、この病院の秘密を知ってしまう。
そしてアキラは、不二男からメイを助け出そうと決心をして再び病院に入り込むのだが・・・。
実は病院を安く買いたたき、全国チェーンのホテルにしてしまおうと企む女社長やらその部下やら、怪しい雰囲気を嗅ぎ取って記事にしようと入り込んだフリー記者やその娘が一斉に湧き出てきて、病院はてんやわんやになっていく。
果たして、アキラはメイを救出して解放させることができるのか、アキラは今度こそ自分が選んだ人を幸せにすることが出来るのか?!
なんていいますか。。。
「クサいモノにしていた蓋を開けまくった舞台」
って思いました。
タブーと思っている事をこれでもかっ!と堂々とやってしまうというか。
「きちがい」というNGワードがそれこそポンポン出てきたりね。
寝たきりの人間を合理的に葬ったり。
凶悪な性犯罪者や、法律では裁けない未成年の凶悪犯の脳みそを改造して従順な人間にしてしまったり。
(必殺仕事人を求めている人には、ある意味スカッとする)
古田さん演じる院長、不二男に操られている元性犯罪者が、
院長の保護下をはずれて自力で動き出すシーンがあって。
(操られているのは院長の電波の届く範囲、という設定)
女性を襲う場面があるんです。
けっこうここ、リアルで。
そんなシーンに流れる歌は、
♪性犯罪者は一生なおらない〜
なんてのだったりで。
こういう、舞台では見たくないような場面も、
(そもそもジャニファンで観客は女性だらけ)
堂々とあるし。
アキラ(ヤス)はバツイチの設定で。
元の奥さんはソーシャルゲームにハマって、200万円借金をして家を出ていった。
その後、精神を病み精神科で大量の薬を投与され、もっと症状が悪化した。。。
そんな設定。
アキラは、自分がもっとちゃんと向き合っていたらゲームの世界にハマることはなかったんじゃないか、
と後悔もしているんですが。
細かい設定の全てが、なかなかエグいモノで。
そもそも、精神病院が舞台で。
患者はみんな拘束具をつけていて。
この舞台のモチーフもそれですもんね。
でもその蓋を開けてしまったら。
タブーをタブー視しなくなれば!
もっと人生楽観的になれるぜ〜!
って意図があるのかどうか。
(もっと軽い気持ちなのかもしれないし、こうやって考察してしまう事をきっと古田さんは求めてないだろww)
古田さんはパンフの中で、
正直、役がどうとかテーマは何とか、今回何も考えていません。
誰に向かって忖度をしているのが知らないけど、どんどんチマチマ小さくまとまっていくこの国の演劇に、時流と逆行する不道徳感をドーンとぶつけてやりたいだけで
と書いてますしね〜。
演劇は元々、大嘘の世界なんだから
ってのも言ってるし。
個人的な話をすると。
私の父も寝たきりで約10年間、病院に入っていました。
最終的な病院が決まるまで、色々な病院にいました。
リアルな拘束具も見ております。
で・も!!!
エンターテインメントはエンターテインメント。
私、暗くなるの苦手だし。
それこそまた、あれを持ち出してしまいますが。
「クロニクルSP」であーだこーだ言われていた事も似たようなモンだと思っていて。
昨今「個人の道徳感」をエンタメの世界に持ち出し過ぎじゃね??
って思ってるんで。
そういう点も全部ひっくるめて。
あー!
爽快!
と思える舞台でした。
とにかく、
とっても面白かった!
感想以上!(笑)
では。
ざっと振り返ってみます。
忘れているところも多々あるので。
要所要所合っているか自信ないのですが。。。
舞台は、とある古びた病院。。。
振り付けはあの!
air:manさん。
(♪マニアック〜と患者や看護師、院長が歌ってます)
病院に、植木職人として仕事に来ているアキラ。
アキラがなぜ、バツイチなのか。
今まで何があったのか。
それを歌うヤスくん。
♪カムバックカムバックトゥ〜ミ〜!
アキラのいる中庭に、入院患者が現れる。
刃物を持って暴れ出す患者。
それを止めようとして、アキラはケガをしてしまう。
そのため、治療してもらおうと病院内に入っていく。
病院に、医大の研修を終えた娘メイ(成海璃子)が帰ってくる。
メイは病院内の患者がおかしい事(一見ゾンビみたいで本人の意思とは別に動いている感じ)を、看護師長の甘木(堀内敬子)に問いただす。
娘を溺愛している院長不二男(古田)はメイがいない間、とある研究に没頭していたと。
そしてそれは素晴らしい成果が出ていると伝える甘木。
甘木は不二男に陶酔している様子。
ケガをしたアキラがメイと出会うシーン。
メイに一目惚れしてしまうアキラ。
下手から、
女社長の部下:漆原(宮崎秋人)
ホテルの女社長:百合本(山崎静代)
アキラ
メイ
血が苦手だと語るメイ。
(医者なのに)
でも、アキラの手にあるホクロを見て、子供の頃に自分がアキラに会った事がある、と思い出す。
運命的だと喜ぶアキラ。
恋の歌を歌うアキラ。
(いちいち、ヤスくんはもの凄いカッコいいです)
♪だけどあ〜恋に向かって
♪走ってみたい〜
♪あ〜少しの光〜
♪見えてるなら〜
私はこの、少クラプレミアムの映像のヤスでは全然物足りない!って思ってしまった。
生のヤスは。。
すごかった。。
です。
先日、ABC-Zの戸塚くんがジャニーズwebのブログに、マニアックを見た感想を書いてくれていました。
とっつーは、
安田くんは、不死鳥だ。
その生命力にいてもたってもいられなくなった・・・
と書いてくれていましたが。
私はもっとヤスに、生命力というよりも、
「男」を感じましたし。
(下世話な意味ではなく)
「歌が強っ」って思いましたし。
とても強い歌で。
そして当然のごとく正確な音程で。
きっとまた誰か。
ヤスを見つけてくれるんだろうな。。。
ヤスの生で歌う姿って。
映像で観るのとは違うな。。。
と改めて思った舞台でした。
亮ちゃんも先日出た「BARFOUT」で、
安田くんの舞台を観て「あぁすげぇな」と思うことはあります
って語ってましたしね。
(その言葉の主旨は、亮ちゃんはメンバーのお芝居とは比べることはない、という話だったのですが)
メイと出会った夜、アキラは先輩のユタカ(小松和重)と飲みながら、どうやったらメイを口説けるか考えていた。
そのスナックのママが病院について教えてくれたのは、
不二男は大勢いた医師や看護師を解雇し、自分が出来る範囲の診察に変えた事、
身寄りのない人を率先して受け入れている事等。。。
怪しい噂だらけだった。
より、燃え上がるアキラの恋心。
また、歌うアキラ。
(赤いジャケットを受け取ってはおり、歌い出します、これもまたもの凄くカッコいいけどこの静止画では全然伝わらない。。。)
♪二人きりになれ〜た〜ら〜
♪外に連れ出そう〜
メイは不二男に研究について問いただす。
するとあっさり自身の研究を認める不二男。
身寄りのない人間、犯罪者予備軍の人間を薬漬けで廃人にし手術。
自分の意のままに動せるという。
患者達は、視覚が発達したり、聴覚が発達したり、味覚が発達したりするという。。。
アキラが再び仕事をしている庭に、入院患者の一郎(浅野和之)がやってくる。
ジャーナリストである一郎に病院の話を聞くアキラとユタカ。
病院を調べたい一郎に頼まれ、植木屋の作業着を彼に貸して3人で入院患者のいる北棟へ向かう。
そして。。。
アキラ達が北棟に着くとそこには。。。。
1人の患者が血まみれになって人間の腸のようなものをむさぼり食っている光景が。
傍らには看護師の死体。
(この描写もなかなかグロい)
ユタカもその患者に襲われ、足をかじられてしまう。
そこへメイが。
「あんたの父親はおかしい!」と言うアキラ。
ゾンビに食べられたから自分もゾンビになってしまう!!と焦るユタカに看護師長甘木は歌い出す。
(甘木役の堀内敬子さん、とても歌がお上手!)
♪太麿呂さんはゾンビじゃない〜
♪ゾンビじゃない〜
アキラ達は、こんな病院変だ!
と怒り暴れるが、不二男達に逆に拘束されてしまう。
(抑えられてしまったヤスくん)
ここまでが一幕。
二幕。
不二男は、街の警察ともつながっていて。
病院の状況を訴えようと警察にタレ込みしても、
入院患者が逃げ出しても、
この街では逆に警察に捉えられ、病院に戻され拘束されてしまう状態になっていた。
そこにはわけがあった。
北棟の患者、寿。
彼は高校生の頃に、女子高生を拉致し性的暴行を加え、絞殺して死体を遺棄するという事件を起こしていた。
だが未成年であったため、ろくに裁かれなかったという。
その被害者の女子高生は警察署長の娘。
幼馴染みであった不二男は警察署長に協力し、寿を自分の実験台にしたのだった。
そういう経歴があるため、自分の実験を正当化する不二男。
そういう、社会的悪の人間をこうして実験台にしていると主張する不二男。
それに反発するアキラ達。
だが結局。
アキラを見張っていた甘木を説得する事に成功し、みんなで病院を逃げ出す事に。
この昭和感激しいメイの歌、
♪バーイバーイ独裁者
♪さよ〜なら〜独裁者
バックで踊る女性が全員聖子ちゃんカットだった事は忘れない(笑)
でもメイは病院に残るという。
逃げても私はずっと不二男の娘だと言われる。。。
もう医者にはなれない。。。
と言うメイにアキラは、
外へ出て太陽を浴びようと。
医者がダメなら自分と一緒に植木や花の仕事をしようと呼びかける。
♪遠い街に住もうよ〜
♪誰も知る人のいない〜
♪二人で暮らしたなら〜
♪花を育てよう〜
(まるで、ヤスくんかっ!!な歌詞を歌うアキラ。いちいちアコギで歌う歌がとても上手い)
アキラのまっすぐな気持ちに心が動かされたメイは、アキラと病院を出る決心をする。
そしてこの後。
先に逃げようとしている面々にアキラ、メイ、看護師達が合流。
だがそこで1人の看護師が銃で撃たれ死亡する。
不二男が銃を持って追いついたのであった。
不二男はここから、バッシバッシ人を殺しまくる。
古田さんが真顔で人を殺しまくる。
真顔。
怖い。
そんな中、ユタカがうずくまっていた。
不自然な格好をしているユタカを立たせると、なんとユタカは勃起していた。
死人を見ると勃起するというユタカ。。。
その事実に喜び、どんどん人を殺していく不二男。
どんどん人が死んでいき、
どんどんユタカの勃起したモノは高くなっていく。。。
ユタカのこの変な現象は、実はメイのせいだった。
メイは、血を見ると性的興奮を抑えられなくなるという奇病で。
ユタカの足を治療した際、興奮が抑えられず、ユタカのあそこを吸ってしまったと言う。
そのせいで、ユタカにも奇病が移ったらしいと。
患者もたくさんやってきて。
登場人物みんな舞台に結局集結。
でも来る人来る人どんどん殺されていく。。。
その様子を動画配信しようと携帯を出す一郎。
撮りまくる一郎。
もはやカオス。
と。
突然、不二男が1人の看護師に殺される。
「私、全然目立ってなかったから」
と。
その弱々しく話す看護師は、ユタカも殺してしまう!
(この看護師がまた、不気味〜)
最終的に、アキラ、メイ、一郎以外は全員死んでしまう。。。
アホばっかりや!!なんや!この台無し感は!!!
と怒るアキラ。
そんなアキラにせまるメイ。
だがアキラはメイに変態!と叫び俺ひとりで逃げたる!と病院を1人出ていく。。。。
(私はここでなぜアキラはメイと一緒に逃げてやらないのだ。。。とちょっと思ったけど)
最後には、でっかい金色の物体(まさに男性器)にまたがったメイと、それを従え歌うキャストの皆さん。
(御神輿みたい、祭みたいな雰囲気で)
ギターを弾くアキラ。。。
ラストのラストに!
見慣れた光景が!
銀テープが降って来ます(笑)
(これって一部のジャニーズファンの、あの銀テープに群がる現象をディスってる?笑)
END。
こうやってあらすじを文章で書いてみると、
え?
なにがおもしろいの??
ってなるかもしれませんが(笑)
(なかなかあらすじ書いてみると強烈だったwww)
このどうしようもなさが、あまりに明るくて。
面白かったわけです。
しょうもない歌詞wwの歌を朗々と歌うキャストの皆さん。
(だから、こんな感じで)
演奏するのはこの方々で、ずっと生演奏。
「浅草ジンタ」というバンドの皆さん。
こんな内容の舞台を、
『新国立劇場』で見られる感じがまた。
エンタメって面白いな。。。
と思わせていただきました。
はあ。
一気に書いた。
疲れた(笑)
ラストまで無事舞台、完走出来ますように!
















