原作者の林真理子氏と、時代考証を担当する歴史家の磯田さんという方の対談より。
林:西郷周辺の人物だと誰に1番興味がありますか?
磯田:
人間的に面白いなと思うのは、弟の従道です。
西郷を太陽とするならば、その横にいた金星のような存在が従道です。
西郷の弟たちは、戊辰戦争でも兄から「死ね」と前線に押し出されたでしょう。
吉二郎は戦死し、従道は銃弾が首を貫通して死の淵を見ています。
西郷隆盛の1番そばにいて、その立派さも恐ろしさもすごさも馬鹿馬鹿しさも、全部見たのが従道です。
あの異様な兄を持ってしまったがために、世の中と人間に対して醒めてしまったのか、酒池肉林の暮らしもしますね。
給料の札束を兄が床の間に置いていくと、従道はそのレンガのような札束を懐に入れて遊郭にいきます。
維新の全てを見たという点から言っても従道は面白い。
まず茶坊主として鹿児島のお城に上がって、薩摩の藩内を見ます。
その後、次から次へとお兄さんがすさまじいことをやり始め、理想がつぶれていくところまで全部見た。
脚本の中園ミホさんも、従道が1番面白いと言ってますね。
林さんは、
林:「私はすごく史実にオーソドックスな原作を書くから、中園さんはそれをジャンプボードにして、磯田先生の面白いお話もたくさん交えて、ポンポン飛び跳ねるように書いてほしい」
と、話したそうです。
この話を読んだだけでも、西郷従道という人が非常に面白そうな人物だとわかりますよね!!
(すごい人生を歩んだと)
んで!
脚本家の方が1番面白い!と言ってる人物だという事で。
わーい!
出番も多そうで、面白い人物に描かれる気がしますね。
ワクワクします。
札束持って遊郭に行くシーンとか、あってほしいわ。
戦争にも行き、瀕死の目にあうわけで。。。
どうしよう。。。
亮ちゃんの演技仕事って、非日常だったり激動のシーンってあまり見てない気がするので。
(比較的、普通にお父さんとか、普通。。。な役が多し!)
どうしよう。。。
楽しみでしかない。。。