Yuzuru Hanyu. Rostelecom cup 2018, FS
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— ぴの (@yuzu_pino) 2018年11月17日
アクシデントを不屈の精神力で乗り越えた。前日のSPでルール改正後の世界最高となる110・53点をマークし首位に立った羽生はこの日行われた公式練習で4回転ループを跳んだ際に着地で転倒。右足首をひねり、ひきずるそぶりを見せて引き揚げた。出場が危ぶまれる中、12人中10番目の滑走で強行出場すると、4回転サルコー、4回転トーループを決めたものの、後半にジャンプにミスが出た。
今季GP初戦となった4日のフィンランド大会で記録した得点にはフリー、合計ともに及ばなかったものの、SPでの20・59点のリードもあって逃げ切った。
―苦しみながらやりきった。
「構成落としているんで、体力自体はもっていたけど、最後ふわふわしちゃいました」
―コンビネーションで痛みがでたか?
「痛みというか、感覚のなさが出ちゃった」
―滑り終えた時は。
「“頑張った”って思った。とりあえず3クワド入れたんで良かったかなと」
―痛み止めの薬は?
「そうですね、はい」
―どんな感じだった?
「ちょっと感覚はない」
―構成を変えようと思ったのは。
「転倒した際に“いっちゃったな”とすぐに分かったので、確認作業をちょっとしてここで何をやろうか考えながら、あの時には組み立てていた。ただ、やったことがないものが多々あったので、難しかったなとは思う」
―痛みは?
「まだ痛み止めの錠剤は効いているし、まだいいのかもしれないけど、明日もたぶん厳しいと思うし、ちょっとファイナルについては考えなきゃいけないかなと思う。本当に申し訳ないんですけど、自分でも悔しいなとすごく思うのは、去年のNHK杯以降、より弱かった右足首がさらにゆるくなってしまっている。ほんのちょっとの衝撃でも、すぐ捻挫になってしまうというのは、本当に悔しい。自分の中としては、それも羽生結弦だから、そういうこけかたをするようじゃまだまだ技術不足という悔しさがあるし、もろさも含めて強い演技を積み重ねて、強い演技をできるようにしないといけない」
―転んだ時は?
「回転が足りなくてこけてしまったので。ちょっとでも回転が足りなくて横にパタっと折れちゃうと、靱帯だったり骨だったり。切れる靱帯もないくらいなので、すぐに骨が当たっちゃったり、無理したところの靱帯が切れたりすぐにするので。まあ、弱いというかもろいというか、それも羽生結弦です」
―欠場はよぎらなかったか?
「何を選択しようということを考えた。靱帯の損傷には間違いないので、ドクターの指示を言ってしまえば3週間は安静なんですよ、本当は。そうすると全日本も厳しい。だから、何をしたくて何を削るか考えた上で、今日しかないかなと思ってやった」
―ロシアでの演技だったからか。
「それもあるけど、ここまでトレーニングしてきたことがすごく重いものだった。ここで諦めたくないなというのと、なんとかしてトレーニングの成果を少しでも出したいというのがあった」
―ロシアだから頑張れた部分はあったか?
「ロシアだったからこそ、この試合を選んだのかな」
―ファイナル、全日本については様子を見ながらか。
「それはちょっと。そう思います。今日みたいな構成で勝てると思っていないし、今日も悪化させるような演技をしているので、足首には良くないことをした自覚があるからこそ、考えないといけない」
「フィギュアスケート・ロシア杯」(17日、モスクワ)
男子フリーが行われ、SP首位の羽生結弦(23)=ANA=が転倒があったものの167・89点、SPとの合計278・42点でフィンランド大会に続くGPシリーズ連勝を果たし、日本男子初の10勝目を達成。上位6選手が出場できるグランプリ(GPデビュー)ファイナルの出場も決めた。この日に行われた公式練習で転倒し、平昌五輪前に負傷した古傷でもある右足首を再び負傷。全治3週間と診断された中での魂の演技で優勝したが、GPファイナル(12月6日開幕、カナダ・バンクーバー)、全日本選手権(同月21日開幕、大阪)出場は厳しい状況となった。
【写真】右足首痛の影響か…後半転倒するシーンも
公式練習で右足首を痛めドクターの診察を受けた羽生は、厳しい選択を迫られた。全治は3週間。さらに「今、滑ったら悪化する」と告げられた。欠場し、12月下旬の全日本に備えるという選択肢もあった。ただ、羽生が選んだのは、ロシア杯を滑り着ることだった。
「何をしたくて、何を削るかを考えた上で今日しかないなと思った」。
それほどロシア杯に懸ける思いは強かった。
フリー「Origin」は、憧れのトリノ五輪金メダリスト、“皇帝”エフゲニー・プルシェンコの伝説のプログラム「ニジンスキーに捧ぐ」をモチーフにしたプログラム。ロシアでのお披露目に向けて、プルシェンコの代名詞でもあったビールマンスピンを練習し、乗り込んできていた。女子選手のような体の柔らかさが必要な同スピン。プログラムに組み込みたかったが「全部きれいにやれたらやっていい、と言われていた。できなくて悔しい」と、唇を噛んだ。
羽生は「ロシアは自分の原点」と語る。子供の頃に憧れたのは、プルシェンコとヤグディンのライバル対決。幼少期に指導を受けた都築章一郎コーチは、旧ソ連やロシアから指導法を取り入れていた。羽生にとって、この「Origin」をどこよりも披露したかったのが、このロシアの地だった。
GPファイナル、全日本の出場は羽生自身も認めるように「厳しい」状況となったが、信念を貫く羽生らしい選択だった。
デイリー
羽生結弦の執念、ジャンプ7本中4本を変更し演じ切る
【写真】GP連勝の代償か…松葉づえ姿で会見場に
冒頭の4回転ジャンプから羽生は構成を変えてきた。4回転ループは同サルコーへ、続く4回転サルコーは同トーループへと変更し、成功させた。
4回転トーループを3回転フリップに変更。後半に入って連続ジャンプの2本目にアクセルジャンプを入れ驚かせた4回転トーループ-3回転アクセルは行わず、今回は4回転トーループ-1回転オイラー-3回転サルコーにして、ここは何とか堪えた。
しかし、連続ジャンプはこの後見せられず。3回転アクセルは転倒。最後のジャンプも1回転アクセルになってしまい、羽生としては納得のいかない内容となった。
結果としてフリーのジャンプ7本のうち順番を問わないとしても4本を変更して挑んだ。順番まで一致したのは3本目の3回転ループのみだった。
会見場に松葉杖をついて姿を見せた羽生は「ファイナルについては分からない。全日本も分からない」と2年ぶりとなる出場権を得たGPファイナルや、12月21日に開幕する全日本選手権の欠場も示唆した。覚悟の上でもぎ取ったGP連勝だった。
<フィギュアスケート:GP第5戦ロシア杯>◇17日◇モスクワ◇男子フリー
初のGPシリーズ2大会連続優勝を果たした羽生結弦(23=ANA)が、試合後のミックスゾーンで涙を流した。
この日、午前の練習で4回転ループを跳んだ際に右足首を負傷。右足に負担がかからないようジャンプの構成を下げたフリーで167・89点を出し、合計278・42点で優勝した。そんな羽生を迎えたのはロシアの重鎮コーチで親交のあるタチアナ・タラソワ氏。優しく抱きしめられた後、右腕をぎゅっとつかまれながらねぎらいの言葉をかけられると、涙が流れた。
「(タラソワさんに)足は大丈夫? よくがんばったねという話しをしてもらって。でも、よくがんばったではなくて、素晴らしかったよといってもらえる演技をしなくてはいけなかった。今日プルシェンコさんはいないですけど、タラソワさんとか、ヤグディンさんとか、僕がスケートに熱中するきっかけとなった方々がいるロシアの地でこういう結果になったのは悔しいです」。
今季のフリーは、敬愛するロシアの“皇帝”ことエフゲニー・プルシェンコ氏の代表作「ニジンスキーに捧ぐ」の曲を使う「Origin」。ソルトレークシティー五輪での4回転ジャンプの激戦を制したプルシェンコ氏の姿が「五輪で金メダルを取りたい」と夢を描くきっかけだった。16日のSP後には「フリーはプルシェンコさんに向けて頑張りたい」と演技をささげることを宣言していた。
ロシアへの強い思いを込めて試合に臨んでいただけに、一層悔しさがこみ上げた。
ニッカン
https://www.nikkansports.com/sports/news/201811170000946.html
古傷ぶり返してもやめず=ロシアで滑りたかったフリー-ロシア杯フィギュア
公式練習で4回転ループの着氷に失敗し、右足首が不自然に曲がった。昨年11月に4回転ルッツで転倒して痛めた部位。平昌五輪での復活を経て、時間をかけて癒やしてきた。転び方が悪いと自分を責めながらも「切れる靱帯(じんたい)がもうないくらい。弱くて、もろい」と言った。
GP連勝で進んだファイナル、全日本選手権と12月の大会への出場は「分からない」と話したが、会見に松葉づえをついて現れたほどだから厳しそう。「引退はしませんよ」と付け加えた。クワッドアクセル(4回転半)への思いもある。まずは右足首を何とかしなくてはならない。(モスクワ時事)(2018/11/17-23:19)
公式練習で右足首痛めるハプニングも強行出場でGPシリーズ連勝
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦ロステレコム杯は16日、男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)で世界最高得点を更新した羽生結弦(ANA)が167.89点をマークし、合計278.42点で自身初のGPシリーズ連勝で通算10勝目。当日の公式練習で右足を痛めるアクシデントがありながら絶対王者が不屈の魂で2年ぶりのGPファイナル進出を決めた。指導するブライアン・オーサー氏は「本当に勇敢だ。彼を誇りに思う」と強行出場した教え子に賛辞を送っている。海外メディアが伝えている。
【画像】王者にぞっこん!? タラソワ氏が公開していた羽生結弦との“愛のハグ”の写真
恩師も舌を巻く勇敢な演技だった。羽生は鬼気迫る表情でリンクに立った。憧れのエフゲニー・プルシェンコ氏がかつて演じた「ニジンスキーに捧ぐ」をアレンジした「Origin」に乗せ、冒頭の4回転サルコウを着氷。続く4回転トウループも綺麗に決めた。後半に転倒するミスもあったが、最後まで堂々と演じ切った。決めポーズの後は苦笑いを浮かべた。
しかし、アクシデントを知る会場に熱狂を呼び、現地で解説を務める重鎮タチアナ・タラソワ氏も立ち上がって喝采を贈るなど、胸を張っていい演技だった。得点は167.89点。米国の名物記者ジャッキー・ウォン氏が魂の4分間のハイライトを動画付きで速報するなど、瞬く間に反響は広がっているが、誰よりも近くで見守っていたオーサー氏も労っている。
IOCが運営する五輪専門サイト「オリンピックチャンネル」公式ツイッターによると、「今日滑るかどうかは大きな問題だった。そして、彼は出場した」と語った上で「本当に勇敢だ。彼を誇りに思う」と称えた。見事にGPシリーズ通算10勝目をマークしたが、シーズンは長い。まずは一日も早く、右足首の状態を万全に戻すことを誰もが願っている。
ANSWER編集部
https://the-ans.jp/news/43964/
タラソワさんとヤグディン氏が演技を見守る動画
https://www.youtube.com/watch?v=j808SvW2JPE
君は本当に強い人😭#YuzuruHanyu #羽生結弦#Rostelecom2018 #僕の声 pic.twitter.com/umznZMmRFN
— layla (@laylahoshii) 2018年11月17日
緊張が解けたのか、羽生が思わず涙を流した。試合後のミックスゾーンで迎えてくれたのは親交のあるロシアの名コーチ、タラソワ氏。抱きしめられながら「足は大丈夫? よく頑張ったね」とねぎらわれた。自分の姿を写そうとするカメラをそっと制し、手で涙をぬぐった。自分のスケートのルーツと話すロシアの地で「よく頑張ったではなくて、素晴らしかったよと言ってもらえる演技をしなくてはいけなかった」と悔いた。













