「地学地就」から思うコト:第2世代讃歌(4) | 「人事評価制度」が経営計画と人材育成を実現!:その導入・活用の手引き

「人事評価制度」が経営計画と人材育成を実現!:その導入・活用の手引き

「人事評価制度」は、社員・従業員の意欲と能力を高める、人が創り、人が運用するソフトウェア、ヒューマンウェアです。
 うまく機能していない制度のカイゼン・改訂方法。
 これから導入をお考えの場合の基本手順、重点課題。
 など、ご提案していきます。

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 「地産地消」ではなく「地学地就」。

 今日の新聞で、そんな表現を見ました。


 その地方・地域で学び、その地方・地域で就職・就労する。

 なるほど、と思います。


 都市一極集中を改める。

 地方の良さを見直し、その地に根ざして学び、地域・地方社会経済に貢献する。

 「言いえて妙」ではあります。


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 地方経済の衰退、過疎化などの流れを食い止める。

 地方に種々の権限を委譲し、地域振興を促進し、自立型の社会経済を構築する。
第2世代への便り

 危機管理をも想定した総合的・戦略的政策としても・・・。


 理想ばかり思い浮かびましたが、考えておかねばならないこともあります。


 「地産地消」が循環型地域経済の発想に加えて、閉鎖型社会経済をもイメージするものになってしまわぬようにと思っています。


 それと同様、「地学地就」が、他を学ぶこと、他を認めることの大切さを見失わないよう、地域外との関係・連係をより重要視した上でのそれであって欲しいと思うのです。


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 大都市及びその近郊の大学で学んでも、希望する就職先が見当たらない。

 就職できても生活コストの高さで生活が厳しい。

 人間関係の希薄さなどから疎外感を持ってしまう。

 グローバル人事政策採用大手も増え、都市における求人企業の減少・就労機会の減少・・・。


 そういう状況が続き、今後も一層その傾向が強くなると予想されると、「地学地就」はぴったり!ともてはやされそうです。


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 発想・方向・政策としては賛成です。

 しかし、就労可能という事は、採用する企業があってのことで、地域・地方での企業経営と経営者の質と量が確保されてのことです。


 願わくば、第2世代の方々ご自身が、「就労」でなく、「創業」すること、仕事を創ることで「地学地就」を実現するという気概をもって、主体的に取り組んで頂きたいと期待しています。