運動が苦手な生徒さんのお話です。
運動が好きでも下手でした。
マット運動や跳び箱だと下手さが目立ってしまいます。
本当にいやでした。
私よりも、もっと運動が苦手な方も小学校でいたと思います。
現在では100人くらいの中で一番運動の苦手な方は
発達性協調運動障害と診断がつく場合もあります。
実際には6%~10%いるようですが、なかなか個別に診断をつける先生は少ないと思います。
そのなかには、発達障害の生徒も多くいます。運動に苦手意識が強いです。
アメトークでもおしゃべりや勉強が出来ても運動が苦手な方がいるのをみると
努力とかで何とかなるとかではないとよくわかります。
運動は脳と視機能と体のバランスで行うものなので
スポーツのできる人からみると嘘みたいにみえますが、
理論上はそういった人もいて個人差があって当然なのです。
学校内の体育では、相対評価から絶対評価に変わり、
本人が計画をたて、その努力のプロセスや、成長度合いに
応じて成績をあげるように変えています。
主要5教科よりも全体的な理解もあり、体育を好きになってもらう。
国民の健康を上げていくという意識が体育の先生にも感じられるところで、
身近なものになっているように思います。
★しかし、けがをするようなリスクがある場合にはしっかりと、本人の特性が保護者が伝え、成績と参加を配慮してもらうことが大切です。