おはようございます(^^♪
「滋賀県の場合って、特別支援学級に入ると高校にいけない」という話を、聞きます
人から人に伝言ゲームのように伝わるのですが、やはり行けなかった保護者さんの話は訴求力があるので致し方ないように思います。
25年ほど前でも支援学級の生徒が普通高校を受けて合格するということは、あったのでしょうが、
受験されることが本当に少なかったように思います。
平成17年に発達障害支援法が出来ました。
平成19年に特別支援教育が始まり、通常学級にいる発達障害の方も特別な支援が受けられるようになり
特別支援学級の中の知的障害を伴わない児童が在籍する情緒学級の生徒が増えています。
それから6年後の平成25年の調査では、地域の特別支援学級から高等学校への進学率は30%になっています。
もちろん、この中には通信制高校や定時制高校も含まれています。
平成25年に出された平成25年9月に改正された学校教育法施行令では
障害がある児童の、「原則 特別支援学校→例外 地域の小中学校」も廃止されました。
どちらを選ぶことも普通になったのですね・・・
すごい変化です・・・
さらに今から4年前の2016年には障害者差別解消法が施行され、学校などでは合理的配慮が義務付けられましたし、インクルーシブ教育の推進が滋賀県でも始まり、将来的には地域の学校が原則、支援学校が例外へと進んでいるようです。
最近の滋賀県のデータでは地域の支援学級から地域の高校を選択する人の割合が5割を超え、特別支援学校への進学と逆転をしました。
ただし問題がないわけではなく(保護者様から見たら問題だらけ?と指摘をうけます・・・)
知的学級と情緒学級の分け方は地域によって差がありますし、知的学級では5段階で成績をつけない中学校が多いです。
(そもそも情緒学級がない学校もおおいのです)
受験に向いている子(希望する子)や高校という集団で取り組める子といった観点でクラス分けされているわけではなく、
実際の受験では学校の成績が重視されない、一部の私学、通信制高校、定時制高校などに集中しているといえるでしょう。
全体的には多様な進路選択ができるようになりつつあるのが現実ですが、
現場の先生方のなかには、これらの理解が不十分な先生も多くおられるのも事実ですので、専門家に相談するのがよいでしょう。
専門家の数が少なすぎる。。。その通りですね!!(笑)