今読んでいる本、成田亨 著『特撮と怪獣』。
著者は円谷マニアなら知っている美術監督だ。
氏による名作怪獣は数知れず。
ぼくの円谷好きは成田デザインによるものと言っても過言でない。
さて、先の、ぼくの記事のとおり、
出展のため、数点の作品を期日まで、なんとか作り上げたが、
加齢のためか、アイデアの捻出に苦慮するようになった。
本屋でグラフィックデザイン関係の本をパラパラするが、
もうひとつ、刺さるメッセージがない。
が、この本を読み進めること中盤過ぎ。
成田亨の制作論が語られる。
天才制作家ゆえ、閃きで名作を連発されていたか、と思いきや、
コツは、地道なデータ集め(資料取集)と分析とポリシー設計にあると見た。
ちなみに、氏はピンクの唇が好きだという。(p.163)
どおりで、ピグモン(=ガラモン)、ダダ、ミクラス、チブル星人と
似た口元を持つ怪獣たちが多い訳だ。
その意味では、関連させた造形として
(最近、この表現はあまり聞かないが)奥目、
放射状の縁取り、吊り上がり気味の目を持つ
ザラブ星人、ウルトラセブン、ウインダム、
受光器官としての形がなくなったという意味での目の消失
ゼットン、エレキング、ボーグ星人
と、共通パーツ(コンセプト)を上手く転用させるノウハウが窺える、
とても参考になる一冊である。
