マキエの思い出 | 寝袋ぶらぶら西日本

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先日の話 は、ここに遡る。資生堂企業資料館。



ここに辿り着くまで、駅から結構距離があり、
途中、静かな住宅街の、おばあさんに道を聞くと、
”池を越えると、看板が見えるだぁよ”と
日本昔話のような道案内を聞くことができで、
とても感激した。




さて到着。こんな注意書きがなければ、
この丘を駆け上って下りて、を繰り返しているのは、
チビッコだけではないだろう。




芝生が生えれば、さぞかし綺麗な風景と思う。




館内で見てきたのが、歴代の多くの資生堂製品で、
特に気になったのが、
ぼくと同年生まれのフレグランス「禅」。


テスターがあったので試してみると、
何か懐かしく感じる昭和の香り。


当時、いつ・どこで、かいだか、
自分でも疑わしい記憶であるが、
シンプルなものの優雅な香りだ。


昭和の銀座は、こんな香りで満ちていたのだろうか、と、
全然根拠のない想像をしてみる。


帰って資生堂「禅」を調べてみると、
現行品があるのがわかった。


すぐ伊勢丹に出向き、1階の華やかなコスメエリアの中、
場違いなオッちゃんが店員さんに「禅」について聞いてみた。


同名の「禅」は、あるものの、当時とボトルが違う。


ぼくが資料館で見たボトルは取り寄せになるとのこと。


嗅覚にはあまり自信がないぼくだ。
現地で持ち帰ったテスターを
綺麗な店員さんに嗅がせ、現行品との比較をしてもらい、
大きく香りのコンセプトに違いがないことを確認した。




最初はオークションで探していたが、
2000円の販売価格は、さほど高くないと言うものの、
結局、セコさを発揮してヨドバシの化粧品フロアで入手。
何にでも付いて来るヨドバシのポイントの魅力は絶大だ。


そして開栓。生産国はアメリカ、と書いてある。


同梱の解説書の日本語も
なんだか、たどたどしい帰国子女のようで、
これは翻訳機の仕業かもしれない。




一般的なフレグランスの使用法と違い、
ぼくは周りに、かがせることが目的ではないので、
自分の鼻の頭にボトルの口を、ちょんと付けるだけで
数10分は楽しめる勝手な「昭和のプチ香りワールド」に
浸っている。


というのがマキエ(くれぐれもオンナの名じゃない)

の思い出だ。


このボトルの図柄、

モチーフは京都高台寺の蒔絵なのである。