久しぶりに、目新しいラベルを発見した。
まずは、サントリーのEXTRA RICH(エクストラリッチ)。
”コクと苦味”のキャッチコピーのとおり、苦味が特徴的な製品だ。
次は、一番搾りの「とれたてホップ」。
口に含んだ時の、ホップの、ふわっとした香りが快い。
が、ラベルがこれだから気付いたが、
見た目が、普通の一番搾りの缶だったら、嗅ぎ分けられたかどうかは、
ぼくには、いささか自信がない。
岩手県遠野産のホップだという。
遠野という地名で、数十年前、ぼくの20代前半の頃に想いを馳せる。
初めて関西圏を出て、東北地方を2周ほど回った旅だ。
遠野の農道を歩いていて、見慣れない農作物があったので、
おばちゃんに聞いてみた。
関西圏では、まず耳にしないフラットな発音で、”ホップ…”と答えてくれた。
文字では、なかなか表現しづらい異文化体験だったが、
この時、ホップという農作物を知り、
それがビールの原料の一部だということを知った。
若いうちは旅をして見聞を広めるのが良い。
そして、また数十年すれば、ぼくも外を出歩くのが億劫になるだろう。
そうならない今のうちに、まだまだ旅をして見聞を広めたい、
と思わせた、前置きの長~い、ひと缶のビールだった。

