『絵の中のぼくの村』田島征三 | 寝袋ぶらぶら西日本

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さて、また古本ネタだ。


何冊か、この芸術家の著作は読んだことがあって、
著者名を見て、すぐさま手に取った。


が、実は、
あまり作品も著書のベースのところは好きではない。

作家の味としているのだろうが、作品の粗さや
ありがちな、郊外を選んだ生き方や、こだわりが
ぼくには、どうも重たいのだ。


そして、この本、自然描写が豊かでありながら、
幼少時の卑屈さ・残虐さや
時代背景(昭和ひと桁代)独特のオトナ社会の特殊性が
延々と書き連ねられた内容だ。


世代的には、全く判らない時代だが、
ただ、風景や生き物の自然描写については、
目の前に繰り広げられるように、ぼくには、よく判る。


ぼくの幼少期に育った地元や、
バーさんの田舎で過ごした記憶が残っているからだ。


単なるノスタルジーなのか、
食(=農)を基本とする人間の原体験によるものなのか、
判断はできないが、
さてさて、低学年仕様にフリガナもふられて書かれている、
この本の内容は、
今後のニッポンのコドモ達に、
果たして上手く伝わっていくだろうか。


それは、さておいて
サイン本を密かに集めているぼくには、
この本も、大きな宝物だったのだ。



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