『七十一歳日本一周自転車の旅』牧野誠義 | 寝袋ぶらぶら西日本

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今年5月から生活環境の変化があり、

そこから数えて、この本で100冊目だ。


年内に100冊読了の目標を

何となく立てていたので、少し余裕を持って

ゴールインすることができた。


記念すべき100冊目は少しユニークな本。


ただし、読み終わった本は手帳に付けてカウントしていて

小さな字で、他の日誌と混ぜて書き込んでいるため

数える度、途中経過は微妙にズレていた。


なので、本当に100冊目かどうかは、

あまり自信はない。


正しく100冊目を報告しなければならない義務もないので、

そんなことはどうでもいいのであるが。


寝袋かついで西日本ぶらぶら


さて内容はと言うと、

この本は、中で雑多な構成になっている。


書き出しは、筆者が、とある賞を受賞した

小説(フィクション)から始まる。


ノンフィクションの

自転車旅の紀行は、本の後半からだ。


日本一周と言っても、

途中で投げ出した回もあり、

フェリーに乗っているルートもあり、

多少、バイパスしたコースを辿られている。


また文中、日数の経ち方も、かなりムラがあり、

数十キロや数日が、数行で済まされたり、

記録がなかったりする。


だからと言って、この本の内容の魅力は落ちない。


力まない、ジーさんだから

成し遂げられた偉業とも言える。


人生の半ばを過ぎた、ぼくにも

旅の勇気を教えてくれた、

記念すべき100冊目の本だった。