今年5月から生活環境の変化があり、
そこから数えて、この本で100冊目だ。
年内に100冊読了の目標を
何となく立てていたので、少し余裕を持って
ゴールインすることができた。
記念すべき100冊目は少しユニークな本。
ただし、読み終わった本は手帳に付けてカウントしていて
小さな字で、他の日誌と混ぜて書き込んでいるため
数える度、途中経過は微妙にズレていた。
なので、本当に100冊目かどうかは、
あまり自信はない。
正しく100冊目を報告しなければならない義務もないので、
そんなことはどうでもいいのであるが。
さて内容はと言うと、
この本は、中で雑多な構成になっている。
書き出しは、筆者が、とある賞を受賞した
小説(フィクション)から始まる。
ノンフィクションの
自転車旅の紀行は、本の後半からだ。
日本一周と言っても、
途中で投げ出した回もあり、
フェリーに乗っているルートもあり、
多少、バイパスしたコースを辿られている。
また文中、日数の経ち方も、かなりムラがあり、
数十キロや数日が、数行で済まされたり、
記録がなかったりする。
だからと言って、この本の内容の魅力は落ちない。
力まない、ジーさんだから
成し遂げられた偉業とも言える。
人生の半ばを過ぎた、ぼくにも
旅の勇気を教えてくれた、
記念すべき100冊目の本だった。