『闇を歩く』(ISBN:4334784313)と言う本を読みかけている。
その名のとおり、夜のハイキングの本だ。
ぼくは、よく書物に感化される。
自分でもナイトハイクを実行すべく、
まずはヘッドランプ(ヘッドライト)を買った。
神戸・大阪(梅田)の主要な登山店を回ったが、
自分が欲しい仕様のライトは店頭になかった。
失念のうち京都を回って、
意外と身近な店で、いとも簡単に手に入った。
ぼくが望んでいた仕様は
・光量の段階調整ができること
・バッテリーは単4か、願わくば単3
・赤色モードがあること
(星空と星座盤を交互に見たいのである)
・バッテリー持続時間の長いLEDタイプ
だ。
それに適ったのが、PETZL製品(PULG)だった。
手に入れた時は嬉しくて、これで風呂には入るし、
部屋の電灯の照度を落として、これで読書したりもした。
使い勝手が分かったところで、
今度は実践投入をしたくなった。
ということで、この辺りの幼稚園児が
遠足デビューする近所の山に、
日が暮れるのを待ちわびるようにして出かけた。
先のとおり、さんざん家で使っていたので、
バッテリーが減っているとは思っていたが、
そのままで決行した。
多少光量は物足りなかったが、足元を照らすには十分だ。
それに、別に強力な単1×2本のマグライトも持っている。
今回のナイトハイクの目的は、
強力マグライトを使うことにもある。
山の頂上から、コイツを数キロ離れた家に向けて照らし、
見えるかどうか、家族に確認してもらうのだ。
何せ、このマグライト、
平地でも100メートル先の物でも照らすことができる。
さて、自転車で家を出発し、登山口に到着した。
ここまでも、ちょっとした登り坂なので、
すっかり汗をかいた。
焦る気持ちもあり、休憩を取る間もなく、
そのまま山道に直行だ。
登山口にあるドリンクの自動販売機を過ぎると、
人口的な光は無くなった。
暗い道がこれより続くが、
頼りは額のヘッドライトと手に持つマグライトだけだ。
市街地に近いこともあり、
また低く雲が垂れている天候のため、
さらに市街地の明かりが雲に乱反射し、意外と明るい。
ライト類がなくても、何とか歩けそうな状況だ。
途中、小休憩を挟みながら、数十分で開けた頂上に着いた。
さすがに、夜景は見事だ。
早速、家に電話し、山の方角を確認するよう伝え、
手元のマグライトを家の方へ点灯させた。
かなりの距離を隔てても
どうやら見えているようである。凄い照射力だ。
実験は、これで終わり。
一息つくことにした。
サーモカップに入れて持って来たコーヒーをすする。
コイツの保温力も大したものだ。
先日、コイツを連れて出張に出た。
朝5時に入れたコーヒーが、冷めては、いるが
何とか夕方まで温度は残っていた。
美しい夜景を眺めながらのコーヒーも格別である。
飲み切って、山を下りることにした。
これならば、また来たい。
ヘッドライトをフル充電したバッテリーで試してみなくてはならない。
帰路、登山口から家へは、夜の店の様子など眺めながら帰った。
年末年始を控え、商品の搬入に忙しい店
こじんまりした店で、楽しそうに食事をしているグループ
いつも行く定食屋で、閉めたあと整然と什器が並べられている様子
柔らかい明かりに包まれた雑貨屋
これらが、頂上から、一つ一つの光の点として
ぼくの眼に映っていたことを実感した。
高い所から、人を見ていると、少々高尚な気分になる。
願わくば、いつまでも平和に、
この街の人々が暮らせる時代が続けば良いと純粋に思った。
さて、今回のプチハイクの装備は、こんな感じだ。
近場なので、さほど道具は持たず、機動性を優先した。
ラインナップは、
・デジタルカメラ
(ジャンクワゴンで見つけた完動品、CoolPix5600だ。)
・サーモカップ
・マグライト
・コンパス
・ヘッドライト
・双眼鏡
(山頂から自宅の位置を確認した)
・携帯電話
・ラジオ
(フリマで800円で買ったものだが、
量販店で1万円弱で売られている。
知らずに酷使し、焚き火でクレーターだらけだ。
もったいない。)
・財布
・ザックは、モンベル
(お気に入りの、今では製造数の少ない2ルームタイプだ。)




