寝袋をかついで、ぶらぶらしているのは西日本だけではない。
ウチの中でもだ。
つまり、ぼくの布団は長年、寝袋だ。
ということを知っている職場の一部の人は
呆れるやら、言葉を失うやら、反応はいろいろだ。
とは言っても、毎夜、ミノムシ(最近見なくなったので例えに苦しいが)
のようになって寝ている訳ではない。
細い寝袋は、180cmの身長のぼくには、あたかも拘束具だ。
想像するだけでも、金縛りや寝違いを起こしそうだ。
ぼくの20代の頃、販売されているバリエーションがない頃には、
選択の余地がなかったが、
最近は、とてもシュラフの種類が豊富だ。
ぼくが年中愛用しているのは、
スノーピーク(snow peak)の「オフトン」モデルだ。
これは、封筒型タイプの幅広モデルで、とても快適だ。
春から秋までは、これと、下に安物マットをひいて過ごす。
冷える季節になると、UNIFLAMEの、これまた封筒型シュラフを中に重ねる。
こちらは、アッパーにのみ羽毛を使用した、
持ち運びの観点から、実によく出来た製品だ。
まだ、さほど冷えないので、
2つのシュラフの片サイドのみのジッパーを開けたまま使用している。
閉じてしまうと、体温と汗で蒸れるぐらい暑くなる。
厳冬期には、すべてのジッパーを閉じて使用すると
暖気が漏れず、実に暖かく快適この上ない。
一風、好事家のように見えるが、
シュラフ生活は、本当に合理的だ。
いくつか、特長を挙げてみよう。
まず、布団の上げ下ろしが楽なこと。
クルクル蒔くか、サッと三つ折にして押入れに放り込む(平げる)だけだ。
場所も取らない。
そして、丸ごと洗濯もできる。すぐ乾く。
就寝中の温度調整も容易だ。
難点と言えば…、
人に、変わり者に見られるぐらいだろうか。
安価に、シンプルに生活したい。
モノを持たない。保管場所を占めない。そして
化石燃料や原子力に頼らず暖かさをキープするアイデア、
ぼくが人に誇れる数少ない生活の知恵だが、いかがだろうか。
