事故報告・ヒヤリハットについて・・・ | 高齢者介護を考える!暮らしを考える!介護の仕事人オガワトモナリの不定期ブログ!

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保有資格:介護福祉士、介護支援専門員、認知症ケア指導管理士

介護施設などで、

転倒や異食などに対する事故報告書

今の危なかったなー、などを記録するヒヤリハット

私は、介護施設を評価する際、この事故報告書・ヒヤリハットを確認します。


それが、その介護施設のレベルが高いか低いかハッキリと!ハッキリと分かりマス(*`へ´*)

例えば・・・、

「あるお年寄りが、施設の外に出てしまった。」

という事故報告書。

その対策は、

「鍵を閉める。」
「ドアに鈴をつける。」


・・・、




どうです?
違和感を感じませんか?

外に出ちゃうんなら鍵閉めればいいじゃない。

そう思ったアナタ、介護のお仕事しているのなら、すぐ辞めてください(・ω・)

私の今までのお話の中で、

お年寄りの暮らしを支える

お年寄りを中心に介護を考える

と、お伝えしています。

この理念で介護できなければ、お年寄りを管理する、という極めて危ない思考に陥ってしまいます!


では、まず事故やヒヤリなどの報告書を作る際・・・、

的確に捉えて文章構築できているか

再発防止策をお年寄りの立場から立案できているか

まぁ①は、お年寄りや介護に関係なく、常識ですね。

大事なのは②ですね!(=´∀`)人(´∀`=)


先程の例えで出した、

「鍵を閉める。」
「ドアに鈴をつける。」

なんて対策は、まったくもってお年寄りの立場から考えれていませんね。

なぜ、外に出たいのか?
どうしてその行動に出たのか?

これを、アセスメントするのが介護です。

認知症の為に帰宅願望があるから等、行動には理由があります。

その為に、お年寄りがゆっくりと、落ち着いて過ごせる環境作りや、介護の関わりを掘り下げて考えていきます。


介護を管理の様にしているのならば、対策も管理的になってしまいますね。


ですが、私がブログで口うるさく言ってます、お年寄りを中心に考える事ができていれば、事故やヒヤリハットの報告書も実に内容のあるモノに、自然となります!


今現在、私が働く事業所でも、これを徹底させています(*`へ´*)


まだまだ指導は続きますε-(´∀`; )