研修第3弾「ケアマネジメントの基礎的理解」 | 高齢者介護を考える!暮らしを考える!介護の仕事人オガワトモナリの不定期ブログ!

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保有資格:介護福祉士、介護支援専門員、認知症ケア指導管理士

現在、働いてるデイサービス介護スタッフ対象に、私の主催する研修の第3弾!

高齢者介護や認知症ケアに携わる介護職も学ぶべき、

ケアマネジメントの基礎的理解!

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通常、利用者のケアプランを作るにあたっては、ケアマネジャーが事前の綿密なアセスメントを実施します。

インテーク→アセスメント→プラン作成→サービス実施→モニタリング→評価

(モニタリング時に適宜再アセスメントし、ケアマネジメントは繰り返されます。)


今回、研修の内容は上記の、

アセスメントの部分!

これを学ぶ為に、グループディスカッション方式を取り入れました。

これには少々狙いもあり・・・、
参加者達で、
「活発な意見交換ができる様になる」。
それと、こういったグループディスカッションの場では、自然とリーダー役になったり、書記役になったりします。
参加している介護スタッフの、
「リーダー性と各人の素質を見出す」。

参加スタッフに研修内容を学んでもらう事はモチロン、私の職員育成の思惑も含まれてます(^_^;)

で、話を本題に戻します(´・Д・)」

まず、対象のお年寄りは、実際にデイサービス利用者を1名ピックアップし、研修にとっつき易くしました。
そしてその方の、基本情報や生活歴、既往歴、自宅や家族のハード&ソフト面の環境、本人&家族の意向、諸々全ての情報を収集したうえで、実際に現場でどのような、「快」「不快」があるか等、

問題点・課題を抽出します。

そしてそのあぶり出された問題点・課題に対して、

原因・背景を探る

問題点・課題の原因・背景が分かれば、

具体的なケア内容を考える

研修では、ここまでをカタチにしました。
この流れの中で、「私、書記します!」と、素早くペンを取ったり、リーダー役となってグループをまとめる者も出て、各々活発に意見を出し合い、予想以上に良い内容となりました。

その中で、議論している参加者達が悩んだり、中々前に進まない場合は、講師である私のアドバイスを織り交ぜ、学びを深めていきました(=゚ω゚)ノ

今回グループディスカッションで話し合って、導き出された「具体的なケア」は、今後実際の現場で対象のお年寄りに提供し、その結果を評価します。


そして私の最大の思惑(目的)は・・・、

お年寄りのケアを考える手法を身につける!

介護は素人が、行き当たりばったりの勘でテキトーにやるものでは、ないんです。

確かなケアの手法に裏付けられる実践が出来ないとダメなのです( *`ω´)

今回、アセスメントの手法を学んだ事により、早速現場で効果がでた場面も目撃できました。

ただの一回、この研修をしたからと言って全員が、お年寄りのケアを考える手法を習得したかと言えば無理です(´・Д・)」


これは実際の介護現場で繰り返し実践し、様々なケースに当たり、失敗&成功体験を積み重ねるしかありません。
私も介護現場にいた頃はかなり過酷なケースを体験し、学んできました。

この研修から、毎月のデイサービス会議で、個別ケア対象者を選び、この手法を用いて具体的にケアの内容を話し合っています。

実りのない、ただ報告だけのグダグダ会議より、しっかりとお年寄りのケアを話し合える内容のほうが100倍実りがありますよね(=゚ω゚)ノ

まだまだ介護スタッフへの教育は続きます・・・