今回は我が家のハーフ高校生が現地校の先生に推薦状の依頼をしてきたお話について。

 

 

 

【母が何度も言っていたのに】

 

先週のお話なんですが、どうも子供が大学に提出する為の推薦状を高校の先生にお願いしてきたらしいです。

 

推薦状については、実は子供が11年生の後半に入ってすぐの頃から、「そろそろ先生に推薦状を書いてもらえるか早めに聞いてみて」と再三にわたって言い続けていました。でも、その度に子供は「宿題で忙しいから無理〜」「課題で忙しいから後で」「共通テストで忙しいから終わってからね」という感じでほとんどまともに取り合ってもらえませんでした。プンプン 実際本当に忙しかったから仕方ないとは思いますけど・・。

 

UCやCSUはそもそも推薦状は要らないし、あまりしつこく言い過ぎてもなぁと思い、11年生の間はまだいいか、と諦めていました。8月の新学期が始まって直ぐにお願いすれば、きっと間に合うだろうし。→ 実際、全然まだ間に合います

 

母が推薦状の存在をすっかり忘れかけていた頃、突然、我が子が推薦状の依頼を取り付けてきたってどうしたんだ?って普通に思いますよね。

 

それがなんと、ここ最近になって周りのお友達がこぞって推薦状の依頼をしていたのがきっかけだったらしいです。しかも、Brag sheet(先生が推薦状を書く上で参考にする生徒のレジュメみたいなもの)が準備できてないと駄目だと思っていたら、推薦状の依頼は普通にできたらしい。というか友人の誰1人Brag sheetなんてまだ書いていなかったみたい。笑い泣き

 

母が何度しつこく言っても全く聞く耳もたなかったのに、仲の良いお友達が先生に頼んでいたのを知って急に焦りだしたのかもね〜。ふふふ、母にとっては好都合!影響力のある良いお友達が周りに居てくれて、母としては本当にありがたい限り。ニヤリ

 

 

 

【推薦状を依頼する先生について】

 

過去の記事でも少し書きましたが、推薦状を依頼するのは1年以上授業を受けた事のある信頼のおける、自分の授業態度に対して好意的に見てくれている先生またはカウンセラーにお願いするのが最適です。アメリカの高校の成績表は、各教科の備考欄などに先生が良いコメントを書いてくれている事があります。全ての先生が書いてくれるわけではなく、特に良い授業態度であると感じた先生がコメントしてくれます。

 

大学への推薦状を頼むなら、まずそういった先生にお願いすると、依頼された側の先生も書きやすいのではないかと思います。

 

ちなみに我子が依頼した先生2人も良いコメントを書いてくれた先生たちでした。子供の話では、お願いする際も快諾してくれたとの事。11年生の時の先生は推薦状を依頼する可能性が非常に高いので、普段から教師との良好な人間関係を作っておく事も結構大事かもしれません。家の子供は内向的な方で、普段から気軽に先生に話しかけたりはしてないと思うんですが、無事に推薦状の依頼ができて本当に良かった。😊

 

 

 

【人気の先生は依頼を早めに締切る事もある】

 

一般論として、推薦状を依頼する先生でダントツで人気なのは英語の先生と言われています。もちろん、他の教科の先生で文章力が高い教師もたくさんいらっしゃると思いますが、推薦状を書き慣れている英語の先生に依頼が殺到するのは仕方ないのかもしれません。

 

推薦状は、基本的に新学期が始まってから先生に依頼してももちろん出願に十分間に合います。ただ、特に人気の先生に依頼する場合、同時期に何人もの受験生に依頼されている可能性が高いです。先生によっては推薦状が必要な生徒の数が多くなると依頼を締切るケースもあるのだそうです。

 

人気の先生が駄目だった場合は別の先生にお願いすれば良いだけの話ですが、どうしても依頼したいお目当ての先生がいる場合は、11年生のうちに推薦状の依頼を受けてもらえるか打診してみた方が良いと思います。

 

これは別の学区に住む私の友人の話ですが、そのお子さんの学区は特に教育熱心な親が多く、9年生(高1)の終わり頃には皆こぞってお目当ての先生の推薦状のWaiting listに名前を載せてもらうのだそうです。というか、公立高校だし先生の移動もあるかもしれないのに、2年以上前からWaiting List?って思いましたけど、同じ親としては推薦状を書き慣れている人気の先生にお願いしたくなる心境、ものすごくわかります。

 

 

 

【推薦状を依頼する順番と時期】

 

  1. 推薦状を依頼する候補を決める。断られる事も想定して複数の候補を挙げる。(11年生後期〜12年生の初期)
  2. 依頼者候補が決まったら、対面で推薦状を書いてもらえるか打診してみる。(11年生後期〜12年生の初期)
  3. 推薦状の依頼を受けてくれる先生/カウンセラーが決まったら、Brag Sheetの準備を開始。(夏休み中〜12年生初期)
  4. Brag Sheetが出来上がったら、今度は正式な推薦状の依頼メールを送る。その際、どこの大学のどの学部に送るのか、いつまでに推薦状が必要なのか、大学専用の推薦状のフォームがある場合はそのファイルも添付して送る。また、郵送をする場合は厳封で送るのが一般的になっていますので、学校の封筒に入れて厳封のサインをしてもらえるよう必ず明記しておく。(12年生初期)
  5. 推薦状の締切日の数日前に、依頼した先生/カウンセラーに対して丁寧なリマインドのメールを送る。
  6. 推薦状を書いてもらったら、必ず感謝のメールまたは言葉を直接依頼者にかける。(推薦状を送って貰った後、なるべく早い時期)
  7. 大学の合否結果が出たら、お礼も兼ねて必ず報告をする。(合否結果が分かり次第、なるべく早い時期)

 

上差し Early Applicationの場合

 

Early ActionやEarly Decisionで出願する際、出願時期が特に早い場合は、11年生の間に推薦状の依頼をしておく事をお勧めします。新学期が始まってから慌てない為にも早めに準備しておくと安心だと思います。

 

 

 

<感想>

 

推薦状の依頼はどうなることかと思っていたけど、意外とあっさりお願いできたみたいで良かった。母親が口うるさく言うより、周りの友人と足並みを揃える事の方が家の子供にとっては原動力になっているんだなぁって思い知らされました。まだまだ子供に構いたい母としてはちょっと寂しいような・・。

 

いつもぼーっとしている(ように見える)我子も、この1年間でずい分と成長したなぁ〜って思います。小学校からずっと仲良くしてくれてる愉快な仲間たちの影響がやっぱり大きいみたいですね。いいお友達に恵まれたのは本当に感謝だなぁ。

 

我子の今年の夏休みはやる事盛り沢山だけど、受験生の親として全力でサポートしたいと思っています。全国の受験生とそのご家族の皆さん、お互いに頑張りましょうね!そしてどうぞ楽しい夏休みをお過ごしください。爆  笑 

 

 

 

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