今回は、日本に住んでいる大学生の子供がマイナンバーカードを申請した時のお話について。

 

 

【前回マイナンバーカード申請ができなかった話】

 

まず、私と子供が日本に入国した今年の9月上旬、近くの区役所に行って子供の転入届を出してきました。その時に、「マイナンバーカードの申請もご希望でしたら翌日に同じ区役所で出張サービスがあるの申請できますよ。」と言われる。早速予約をして、翌日マイナンバーカードの申請をしに行ってきました。書類は母が代筆し、写真も区役所内で撮影してもらえたので、後はマイナンバーカード受取りの通知を待つだけ。

 

その約1週間後に区役所から電話連絡があり、「実は、お子さんの住民登録がまだ出来上がっていないので、マイナンバーカードの申請はまだできないんです。折角区役所の方に申請にいらしていただいたのに申し訳ありませんが、先日の申請書と証明写真(デジタル)は破棄させていただきます。」と言われてしまいました。な、何ですと〜?💢

 

えっ?でも転入届は既に出しているし、住民票もあるのに、なんで?って思いますよね。私もそう思いました。話を聞いてみると、要は家の子供のように日本の戸籍はずっとあったとしても、日本に住むのは今回が初めての人の場合、個人の住民登録が完了していない間はまだ申請ができないのだそうです。メチャクチャ暑い日に区役所まで出向いて書類の記入と個人写真まで撮ってもらったのに、結局その時に記入した書類と写真は破棄。住民登録が完了するまでキープしてもらって、完了し次第マイナンバーカードの申請を進めるとかしてくれたらいいのに・・・。一旦破棄しなきゃいけない決まりってのはちょっと解せないですよね。😡

 

 

【マイナンバーカードの交付申請書が届く】

 

区役所から電話があった日から更に1週間くらい経った頃、子供の寮にマイナンバーカード交付申請書が届きました。(→ 思ったより結構直ぐだった!) その書類には、子供の名前、住所などが予め記入されていて、後は証明写真を貼って署名欄に名前を記入するだけの状態でした。こんなに直ぐ申請書が送られて来るなら、1週間前に撮った写真で申請させてくれても良かったのでは?(しつこい?)

 

マイナンバーカードの申請書にはQRコードが付いていて、これさえあればお近くのマイナンバーカード用の証明写真機から直接写真と一緒に申請することが出来るみたいです。ちなみに家の子供は証明写真を撮りに行く時にQRコードの付いている交付申請書を持って行くのを忘れてしまったので、普通にマイナンバーカード用の証明写真(印刷された写真)を撮って帰りました。後で調べてみたら、デジタル写真を携帯にダウンロードして持って帰るオプションもあったらしい。

 

 

【最近の証明写真機のクオリティがすごい!】

 

私が日本に在住していた頃はもちろんマイナンバーカードは存在していませんし、証明写真の機械も旧式のもので光や肌のトーンを補正したり、マイナンバーカードのQRコード申請なんてオプションもありませんでした。渡米してから20年以上経っているので当たり前なんですけどね・・。現在日本に住んでいる方はそんなの普通の事じゃん、って思うかもしれませんが、旧式の証明写真機しか知らない私にとってはかなり斬新でした!😅

 

 

【Ki・Re・Iの証明写真機について】

 

よく駅前で見かける、『Ki・Re・I』という証明写真機がとにかく凄いです!何がすごいのかというと、美肌(肌質)補正、肌色補正というオプションがあって、気に入った写真をデジタルで携帯に保存できて、以後、履歴書やパスポートや免許更新の申請にも同じ写真を使う事ができるのだそうです。しかも写真のクオリティもかなり良くてかなり綺麗に撮れます。(少なくとも名前負けはしていない) ちなみに、この美肌補正のオプションを使う場合は、エクセレントモードを選択すると良いそうです。

 

私の記憶が正しければ、証明写真って基本的に修正(Edit)はNGだったと思うんですが、補正(タッチアップ)だったらOKなんですね。しかもちょっと面白かったのは肌色の補正オプションが5種類もあって、要は普段の肌の色より美白とか小麦色とかにできたりするんです。ちなみに家の子供は日本人と白人のハーフで、元々色白な方なのですが、美白モードにするとどの補正色を選択しても全て顔色が悪い人(ただの青白い人)みたいになってしまい、結局補正は何もせずにオリジナルの肌色が一番自然だという結論になりました。😅

 

マイナンバーカード申請用の証明写真機

 

 

【Ki・Re・Iの証明写真機でできるマイナンバーの申請方法】

  • パソコンやスマートフォンから申請(写真を携帯にダウンロードしてから申請)
  • Ki・Re・Iの証明写真機から直接申請(交付申請書のQRコードが必要)
  • 郵送での申請(印刷した写真を交付申請書に貼り付けて郵送)

家の子供は面倒なので一番シンプルな写真が出てくるオプションを選択したみたいです。値段は確か1000円くらいだったような。ちなみに、画面のガイダンスは英語版に切り替えも可能でした。😊

 

以前はただ印刷される証明写真を撮るだけの機械しかなかったのに、今はこの証明写真械から直接マイナンバーカードに申請もできてしまう時代なんですね〜。もうね、私、本当に浦島太郎になった気分ですよ〜。びっくり

 

 

<感想>

 

Ki・Re・Iの証明写真をベタ褒めしちゃってますが、私は決して業者の回者ではありません。🤣 とにかく日本のテクノロジーが日々進化していっているんだなぁ〜、日本って凄いなぁ〜って感心してます。

 

ところで、今月のニュースで政府が健康保険証を2024年秋には廃止して、マイナンバーカードと一体化するとの発表をしていましたが、これって本当に実現するんでしょうか。日本に住んでいる私の親族や友人からは、マイナンバーカードの利点が多く聞こえてきてましたが、日本の全国民に浸透させるには2024年までにと言うのはちょっと無理があるように感じます。私が日本に住んでいたらきっと迷わずマイナンバーカードの申請してると思いますけど(便利だから)、政府はマイナンバーカードを持っているとこんなにお得ですよ、便利ですよっていう宣伝をもっともっと国民にするべきなのではないかと思います。 

 

お年寄りとか、パソコンやスマートフォンに詳しくない人達にとっては、マイナンバーカードの申請はまだまだハードルは高いのかもしれませんね。アメリカにもソーシャルセキュリティー番号(アメリカのマインナンバーのようなもの)というのがあって、赤ちゃんの出生時に、出産した病院で出生証明の手続きをするタイミングで一緒にソーシャルセキュリティ番号も申請されるようになっています。そして気づいたらソーシャルセキュリティー番号あったわ、みたいな感じだったと思います。日本も赤ちゃんの出生後、出生届けを出して住民登録をする時点で自動的にマイナンバーカードがもらえるシステムにすればもっとスムーズにできるんじゃないかと思うんですけど。

 

我家の子供のマイナンバーカードはまだ届いていませんが、申請から大体1ヶ月〜2ヶ月くらいで受取通知書が届くとのことでした。今度こそ無事にマイナンバーカードが届きますように〜。

 

 

この続きのお話はこちらから。子供のマイナンバーカードがついに届きました!