上野の都美術館で開催中の【ボッティチェリ展】を観に行きました
えー、こないだの土曜日のことです
一昨年秋は「ウフィツィ美術館展」
昨春は「ボッティチェリとルネサンス」と、
多くのボッティチェリ作品が立て続けに来日してますね

なんたって日本に有るのは1点のみとかで、観るにはこちらが飛んでいくしかないわけで…
団体さんご一行様、ありがたや・・・
…ありがたいのですが、穏やかな気候の土曜日に行くのは チャレンジャーでした(笑)
開館直後の9:40 に着くもなかなかの混雑ぶり、はじめの方の展示は小さいこともあって並んで観る…
…なコトはトンでも8分歩いて10分、さっさと第3章のボッティチェリまで進んで鑑賞しますよー
( 観るのが遅いので、次第にラッシュの波に飲み込まれてはいきましたが
2週目は当然ずっと混み混みなので、結局最初の方の展示はよく観ないで終えてしまったー
構成は、ボッティチェリと彼の師匠であるフィリッポ・リッピとその息子であるフィリッピーノ・リッピ (ややこしー) との3人展のようなものでした
《ラーマ家の東方三博士の礼拝》1475-76年頃
フィレンツェ、ウフィツィ美術館
会場に入るとまず、この有名な作品が ・・
ラーマ家からの注文で、フィレンツェの聖堂内の祭壇画ですが、メディチ家の人々が主要な人物として描写されています
メディチ家は、ルネサンス期のフィレンツェで絶対的な権力を持っていました
ボッティチェリはそのメディチ家から信用され、フィレンツェで活躍していたのです
メディチ家の人々だけでなく、ラーマや当時の知識人、ボッティチェリ自身も右端に描き込まれています
サンドロ・ボッティチェリ《聖母子(書物の聖母)》 1482-83年頃
ポルディ・ペッツォーリ美術館
チラシにもなっている、本展の目玉商品!
いやいや、
フライヤーで目にする、本展のメインビジュアル!
この絵、素敵ですよお ♡♡
繊細な描写と深い色合いに見とれます…ああ、Thanks egg!
艶やかな青い衣はラピスラズリ、光輪には金箔など、高価な材料をふんだんに使用してあるとのこと
技巧も材も素晴らしいのでしょうが、何より聖母子の表情が良い!神々しい!
サンドロ・ボッティチェリ《美しきシモネッタの肖像》1480-85年頃
丸紅株式会社
これが日本にある唯一のボッティチェリの作品です
フィレンツェ一の美女と言われた女性の肖像で、《ヴィーナスの誕生》のヴィーナスのモデルでもあるそうです
窓枠によって際立つ横顔は、静かな気品を感じます
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ボッティチェリは修道士サヴォナローラに影響されて以後、作品に甘い華やぎを感じることは無くなりました
もちろん、今回来日した《アペレスの誹謗》を観ても、その素晴らしさに変わりは無いのですが、好みの問題で・・・
何にせよ、目にすることが叶わなかったボッティチェリ、この数年で驚くほど大挙して日本にやって来ました
現存するボッティチェリの作品は、全部で100点ほどだそうです
そして、本展に展示されているのは、工房作も含め27点を数えます
つまり、全作品中の3割近くが展示されているってことですよねー
もしかして(しなくても) 凄い~
初期から晩年まで、その画風の変化も感じられて、師匠とライバルとの違いも見られ、
何より中身の濃い大変に充実した会だと思います!
【おまけ】
館内整備のため、全館休業中の国立西洋美術館…
次に控える美術展が楽しみすぎて



