グエルチーノ、なんだっチーノ | いつか…ユデタマゴ


文京区で長い午後を過ごした昨日、午前中は台東区上野に…

都内行きはまとめる、というのが田舎者の鉄則ですね 苦笑





国立西洋の改装後初企画展は「グエルチーノ展」、はてどちら様?な感じです


【よみがえるバロックの画家  グエルチーノ(Guercino)展】(特設サイト)


グエルチーノはイタリア・バロック美術を代表する画家で、本名はジョヴァンニ・フランチェスコ・バルビエーリ、グエルチーノはあだ名だそうです
しかしてその意味は「斜視の小男」…酷いもんだ


今回の展覧会は、日本初のグエルチーノ回顧展です
初期から晩年まで、素描などなく全44点の油彩画がどどーんと…!
これって結構凄いことらしいですヨ



日本での開催にあたっては、イタリア北部を襲った2012年5月の大地震が関係しています

グエルチーノの出身地であるチェント市も大きな被害を被り、チェント市立絵画館を始めグエルチーノの作品がある聖堂などにも崩壊の危機が迫りました

映像紹介が有りましたが、市立絵画館は今もって再開のメドがたっていないそうです

この展覧会の収益の一部は再建の費用に役立てられるとかとか・・・
東日本大震災の日に足を運んだ私も少しは役に立ったでしょうかh
(前売りだけど) (何も買わなかったけど)






《 キリストから鍵を受け取る聖ぺテロ 》
1618年  チェント市立絵画館

宗教画はそれこそ寝室用の個人注文でもなければ大きいものだとは思いますが、なかでもこの作品は巨大…

縦は4M近く、横は2M以上の迫力ある絵です
大きさだけで荘厳な気持ちにさせられますね、単純だからー


キリストが、金色の天国の鍵と地上の権力を表す銀色の鍵を聖ぺテロに与えています  
初代教皇の聖ぺテロとキリストが共に描かれることはカトリックの見解どおりだとか






《 聖母のもとに現れる復活したキリスト 》
1628-30年   チェント市立絵画館


かのゲーテも称賛を贈った作品です
安定感のある三角形の構図ですが、ボリューミーな衣装の襞の表現が深い色彩と相まって、劇的に美しいと思います





《 聖母被昇天 》
1622年   チェント、サンティッシモ・ロザリオ聖堂

こちらは聖堂の天井画です
作品への被害は無かったものの、建物が壊れたため天井から下ろされているそうです

教会だと見上げて見るもんなんだよな…と、仰ぎ見るように描かれた絵を更に仰ぎ見ましたわー

鳩の脚が妙にツボ・・(懺悔)




全ての作品にキャプションがついています
おかげで主題や背景、聖書の物語に詳しくなくても大体の持つ意味は把握できるんではないか…と


グエルチーノのバロックは、激しい躍動感と古典的な平坦さを併せ持ち、
陰影と色彩がカンヴァスの上でドラマティックに展開されています


壮大な、カトリックここに有り!といった作品たちには、普段感じられないような感覚を抱かせられました





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