ルーヴル美術館展 (抜粋作品感想編②) | いつか…ユデタマゴ


続く…とは言えませんのう・・・・

感想なのか絵の説明なのか…
復習させて貰うってことで




◆第2章 日常生活の寓意ー風俗描写を超えて 


そうそう、風俗描写を超えて…でした

今までにも増して、教訓が潜んでいるらしい…
モチロン全てが分かるわけはないのです、ナハハ





《聖家族》または《指物師の家族》  
レンプラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン   1640年


光の画家・レンブラント…
大作では有りませんが、職人の家庭のひとこまを静かに描いた心落ち着く作品です  

一見日常的な情景を描いた作品ですが、タイトルにも有るように、一家はヨセフ・聖母子とマリアの母と捉えられ、宗教画の側面を持っています


偶像崇拝を禁じるプロテスタントを国教としたオランダでは、宗教画の需要があまり有りませんでした

そこで、題材は宗教画でありながら日常の情景に聖人達を配して一見風俗画のように見える作品が生み出されたのです





《 女占い師 》
ニコラ・レニエ  1626年頃

裕福そうな女性がロマ風の若い女の言葉に聞き入っています
その隙に仲間の女が財布を盗もうとしていますが更に上手がいます
後ろの男が犯行に集中している二人の鶏を持っていこうとしているのです


「怪しい占い師を信じると騙されて全てを巻き上げられる」という詐欺への警告を込めた教訓・・・


占い師を主題とした絵は、17世紀の初めのイタリアの画家・カラヴァッチョが多く描き流行しました



他にはいくつかトランプ遊びが題材となっている作品、これらは賭け事の危険性を暗示ているのかと…





《 割れた水瓶 》
ジャン=バティスト・グルーズ   1771年

少女が処女性を失ったことを表す作品が有りました

女性(子宮)を象徴する水瓶を持っていますが穴が開いています
純潔を表す白いドレスは乱され、野バラは萎れてこぼれ落ちそうです

虚ろな表情と、ぬけるように透き通った肌との対比に胸を衝かれ、まがまがしい背景に目を閉じました…


この作品が描かれた時代、フランスの上流階級の恋愛は随分と自由…というか、乱れたものでした

貴族のようなことをしていると身を滅ぼすことになるという教訓が含まれています

この絵を所有していたのが、 ルイ15世の寵愛を受けたデュ・バリー夫人だったというのが面白い・・




この章には本展の目玉である、ヨハネス・フェルメールの《天文学者》があります

最初に観に行ったのでゆっくり眺められました
ゆったりと展示されていますが、作品が小さいのですぐに人だかりになります…

作品中には様々な寓話やトピックスが有りますが、取りあえずは全体から受ける印象を楽しみました




◆第3章 雅なる情景ー日常生活における恋愛遊戯





《 酒を飲む女 》
ピーテル・デホーホ  1658年

フェルメールのライバルらしい…

ヨーロッパの中でも当時のオランダは女性の振舞いに寛大だったみたいですね…
中央の女性は少し飲みすぎのようではあります

壁にかけられた大きな絵は聖書の中に出てくる不貞をはたらいた女を描いているとか

暗示があるんだかどうでしょう

しかしこのセクションの作品は総じて、教訓めいた表現よりも男女の感傷を切り取ったような場面のものでした



( またまた続く~ )