前回のブログで、故宮文物については次回!なんて書きましたが、ブッチします
先週(←
) 観てきた印象が消えないうちに・・・↓
【印象派のふるさと ノルマンディー展 近代絵画のはじまり】
場所は「東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館」
…長い名前ですね~
(母体は関ジャニがCMしてたな…)
以前の、損保ジャパン東郷青児美術館より更に長くなってますが、覚えなくても良いの良いの
デュフィが沢山出ているということなので、いそいそいそいそ…

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ノルマンディーというのは、フランス北部の地域です
セーヌ川でパリと繋がる英仏海峡に面した風光明媚な土地には、中世の歴史的建造物や遺跡、美しい自然といった「絵になる風景」が多く、19世紀始めの風景画家達に注目されました
ウジェーヌ・イザベイ「トゥルーヴィルのレ・ゼコーレ」1839年
この、149×210 の大きな作品を描いたイザベイは、ロマン主義の画家です
それもあって、空の色と光の帯がドラマチックに感じられます
セーヌ川の河口は非常に牧歌的な光に溢れ、海の無限の広がりと風景が溶け合うような場所です
19世紀半ば、特に鉄道が開通してからは、パリから数時間で海まで行けるようになったこともあり、光を求めた画家たちが集まりました
河口の北側は近代化される港、南側のオンフルールが緑豊かな田園地帯を背にした小さな港町となっていきました
オンフルールの叙情的な風景を描いた作品も多く、海と空と雲しか描いてないと思ってたブータンの牛の群れ関係3点もありました
ウジェーヌ・ブータンはオンフルールに生まれ北側のル・アーブルで絵を学びました
生涯を雲の表現に費やし、また、戸外で絵を描くことを若きモネに教えたことで有名です
ギュスターブ・クールベ「海景、凪」1865-67年
写実主義のクールベは、ノルマンディーの海岸で多くの作品を残しています
「波の捉えどころのない要素により、ますますモチーフに肉はくした構図の取り方がなされ、抽象の力強さに到達している」
…とのことですが…
確かに、凪でも波の動きに注目させられます
この他にも何点も描いている「波」や「海」のうち1点ずつが有りましたが、不穏な空色と迫り来る波は迫力がありました
さて、パリからノルマンディーには、画家以外の人たちの方が圧倒的に沢山来るわけで・・・
少しリッチな都会のレジャー客向けの「売れる」絵画が多く描かれました
アレクサンドル・デュプール「オンフルールの波止場」
海辺なのに着飾る人々…この時期の絵で多く見ているというのに、やっぱり不思議な感じですね
デュプールの描く人は写真のように細かいです
ヴィットリオ・マッテオ・コルコス「別れ」
この絵は異色でしたねー
千葉のホキ美術館に展示されても…くらいの写実です
なめ回すように見ちゃうほどの気品ある美しさの御婦人は、何とお別れしたのか…
ノルマンディーも近代化が更に進む中、自然をありのままに描いていた画家たちは やはり、変わりゆくそのままを描いていたようです
帆船や蒸気汽船、工場の煙突や高層のアパートなど、近代の生活を思わせるものがその作品に描かれていました
で・・・
時代は20世紀に入り、サクッと印象派を飛びこえまして…
アンリ・ド・サン=デリ「オンフルールの市場」
この辺りは、自立する色彩・ポスト印象派からフォービズムという章になっていました
優しげな色使いというよりは対象のもつ色を力強くしっかりと描き込むような表現方法です
上の作品も色使いが楽しくてとても印象に残ってます
さて、デュフィは11点有りました

ラウル・デュフィ「海の祭り、ル・アーヴルへの公式訪問」1925年頃
心が浮き立つ色彩は、その形とは違う動きを持っています
ル・アーブル生まれのデュフィはノルマンディーを多く描いています
先日のデュフィ展も堪能しましたが、今回は黒い貨物船関連が3点展示されていました
この展覧会は、 油彩約80点と写真を8章に分けて 構成されています
ノルマンディーに生まれた画家もしくはノルマンディーに魅せられた画家達の作品を、それぞれの画風の違いや時代で、わかりやすく展示されていました
11/9 (日) までです
おすすめです~







