■第1章 美と信仰 ー法隆寺の仏教美術ー
さあ、仏さまを拝観しよう!
毘沙門天と吉祥天は、壁画の模写と同じ地下の展示室内でした
そこは鈴木空如の模写4作品 (前後期展示替えあり) だけでなく、公的な仕事として昭和57年~大家達が模写した壁画も壁一面に展示されており、なんとなーく金堂の雰囲気が感じられます
チラシで失礼

【毘沙門天立像】平安時代 国宝 (向かって右)
【吉祥天立像】 平安時代 国宝 (向かって左)
夫婦とされている二人、法隆寺金堂の中では、釈迦三尊像の両脇に安置されています
毘沙門天は意外にも、怒りとか勇壮猛々しいという印象は受けません
どちらかというとあどけない可愛らしさを感じるお顔立ちでした
吉祥天の方は、穏やかでふんわりとした表情と静かな佇まいではありますが、威厳が感じられます
ともに彩色が残り、特に着衣の朱色と箔が美しく全体的に華やかな仏像です
例え奈良に行っても、全体をくまなく拝観することは出来無いでしょう…
ほの明るい所で四方からながめられるのは幸せです
両像は、徐災や招福を祈る「吉祥悔過」の本尊として造像されたと有りました
それで、の復興祈念特別巡回なんですね (東京の前は仙台県美)
同室に飛鳥時代の顔立ちの天人や鳳凰などの金堂天蓋付属品も有りました
木製の装飾品は全てクスノキで掘られていて、後から展示されている透かし彫りが細やかな飾り金具と共に、仏の世界を荘厳しているのです・・・
続きまして、3階の展示室へ移動…
そこには聖徳太子関連の仏画仏像、奈良時代の仏具や残欠などが展示されていました
更に、展示予定だった法隆寺伝法堂東の間の「阿弥陀三尊像」(重文 奈良時代)が保存の関係で来ない替わりとして、結果的に四天王が揃って展示になってました

【阿弥陀如来坐像】 平安時代 重文 法隆寺三経院
【広目天立像】【多聞天立像】平安時代 重文 法隆寺三経院
時代かな、装飾的な造形で、またまあ金箔がよく残っていました
邪鬼の形態がユーモラスですよね
【持国天立像】【増長天立像」平安時代
こちらはまた趣が違います、上の2体より早い時期の造作です
天部の二人は滑らかに仕上がってますが、ユニークな表情の邪鬼は鉈掘り風のノミ後をわざと残しているらしいです
【菩薩立像】飛鳥時代 重文
体長5,60㎝くらいの4等身の御身には鍍金がよく残っています
腹前の両手に平たい宝珠を持ち反花の上に立つその面差しは飛鳥仏のそれで、止利仏師の作と推測されています
藝美には眺めの良い休憩コーナーが有るんですが、そこで展示内容についてのビデオ上映をしていました
聖徳太子が建てた法隆寺は、遺されたものにより太子信仰を祈りのかたちとしてきたそうです
金堂の本尊など太子の病気平癒祈念のため、また、徐災や国家安寧を願い多くの仏像が作られました
あとは岡倉天心の尽力や驚くべき模写をやり遂げた鈴木空如についてのお話…
ここまでで既に3時間経過

お腹も空きましたが、別棟の陳列館に寄ります
《別品の祈りー法隆寺金堂壁画ー》
こちらには、法隆寺旧金堂の壁画を原寸大に復元した空間が有ります
簡単に言っちゃうとそれだけですが、色々説明を読むと、そこには現代の技術の粋が集まっているらしい・・・
それはさておき、がらんとした一種異国風な空間でぐるりと復元壁画に囲まれる気分は割りと感動的です
観覧無料なので是非お立ち寄りください~~
やっとこさ、トーハクへ
でも法隆寺館は行かないの







