ゲントを離れた後、向かったのはアントワープ。
ゲントから1時間弱の場所なんやけど、アントワープといえば、ダイアモンド(全然知らんかったけど)、画家のルーベンス、そしてフランダースの犬。

あのフランダースの犬の主人公が見たがった絵のある教会。
どれほどの作品なんやろう。って思ってたから、ふらり行ってみた。駅を出てメインストリートを真っすぐ20分歩くと、すぐ見つかった。アントワープ大聖堂。

その中の絵画でぱっと見て際立ってたのが、ルーベンスの作品。「キリスト昇架」「キリスト降架」「聖母被聖天」「キリスト復活」
すごい迫力と上手さ。いい言葉は浮かんでこなかったけど、しばらく見入ってた。
前回の欧州旅で、キリスト教について勉強せねば楽しめん!って思ってたから、今回は絵画の意味もわかって、しっかり味わう事ができたわー。


1時間以上ぼうっと見学してから、メインストリートを外れた路地をウロウロしながら駅まで向かうと、やっぱりチョコの国なんやね。チョコレート屋さんけっこうありました。腹痛ゆえ、買わなかったけども・・・ウマそう。
スポーツ用品店もあったんで、ぶらっと覗いてみると・・・あった!自転車のカバン!よし、買うか。って手に取ってみると・・・おお、重い!そして高い!(40€位)これ持って旅続けるのはちょっと。と言う事で、ドイツで買う事にして諦める。


駅前まで歩いて、さあブリュッセル行くか~。って思ってたら、「BEER CENTRAL」って店の軒先でおっさんが、例のフラスコみたいな容器のビール飲んでるのを発見!
これは飲まなきゃ!って飛び込む。が、名前わかんないビールやったんで、空中に絵を描いてみたり、グラスを探してみたり・・・伝えるの苦労したわ。なんとか頂いたそのビールの名前は「クワック」
たしか、郵便配達の馬車使いが馬車に乗りながらでも飲める様にしたビールジョッキの形なんだとか。どんだけ好きなんだビール。

「クワック」は麦の味がしっかりした、濃い味でした。ウマい!しかし、飲みにくい。これ、酔っぱらってたら絶対もとの木の枠に戻せねえよ。


クワックを飲み終えると、店員の黒人若者が話しかけてくれた。「どっから、なにしにきたの?」「日本からビール飲みにきたの」って話してたら、笑ってたよ。
「2杯目なんにする?」って聞かれたんで「君のオススメを」って事で、2杯目は「GORDON SCOTH」黒ビール。
「しっかり口に含んで、香りをたのしんでね」って言われたんで、口のなかで転がす様に味わってみた。これまた、濃厚。そして、いろんな香り。俺は好き。まったりビールやね。
その店員さんと話してると「日本人なら漢字で俺の名前書いてよ」って頼まれたんで書いてあげると、嬉しそうな顔で胸ポケットにメモ用紙しまい込んでた。その顔があまりに嬉しそうで、ちょっと人目を盗んでる悪ガキのようで印象的やったわ。


ベルギーのビールってグラスもビールによってそれぞれ決まってるし、面白い。どの店でも同じなのは、冷えたグラスは使わないってこと。そして、ビールを注ぐ前にグラスの中を濡らすってこと。泡立ちがいいらしいね。

14日午後のビール
・クワック
・GORDON SCOTH
ブルージュの朝は、雨もあがってすっかりいい天気。
ほかのドミ客を起こさない様に気をつけて、ベッドを抜け出し、雨上がりの街を早朝からぶらぶら散歩。

ちょうど出勤&通学時間に当たったみたいで普段の顔が見る事が出来た。それは朝の特権。
ブルージュって堀に囲まれてる街だから、ぶらぶら堀の廻りを回ってみたり、路地裏で教会に見惚れてみたり。ん、天井の無い美術館。なるほど。
でも、ブルージュで一番気がついた事は、やたらチャリンコが多い!しかも、ほぼ全車荷台にカバン付いてる!このカバンがカッコいいんさなー。横浜とかで付けてたら絶対流行ると思う!

朝の顔が一段落して団体の観光客が現れたんでさっさとブルージュを去る事にした。ほんとは、もっとのんびりしたかったけどね。人が多いのは嫌い。
帰り際、昨晩飲んだZOTの醸造所を見学して、煉瓦作りの町並みを歩いて駅まで向かった。どこを歩いても綺麗。水辺の街やったなあ。


列車に乗り込んで、次の下車駅を決める。
とりあえずは、東へ!!ブリュッセルまで行くのが今日の目的なんで、途中下車OK。こんな時はレールパス買っといて良かったと思うなあ。
どこで降りるか迷ったけど、とりあえずはホステルに地図のあった「ゲント」へ!

ゲントに着いてとりあえずは、地図通りに中心街へ行こうとしたら、結構遠い・・・。んー、トラムか。
で、これまた地図の言う通りにトラム1に乗ったトコロ・・・どうみても中心から離れてますよね?!

どないしょーー!しかも降り方わかんねー!!
あたふたしたけど、まあ取って喰われる訳でもないし、その辺で降りるか。ってドアが開いた瞬間を狙って脱出!

けっこう駅から離れたトコロに降りてしまった。

しょうがないから停留所にいたおばちゃんに「これセントラルまで行く?」って聞いてみる。
しかし、微妙な返事!「たぶん行くけど、車掌に聞いて!!」ふむ。同じ事、違うおばちゃんに聞いても同じ返事。
どうやら、車掌に聞くのが一番です!!

結局、車掌に聞いて、一枚目の切符でキセル・・・いや、何分間かは乗り換え可能なはず!と胸を張って乗り込んだ。


ゲントは、日本で言ったら広島みたいな街かな。広すぎず、煩雑すぎず。
あんまりガイドブックには出てないけど、この街の「聖バーフ教会」はスゴい雰囲気も良くて、ボケーっとしちゃったわ。
ポケーっとしたわりに、至宝「神秘の子羊」。ってのを見逃す。だって調べてなかったんだよ。
肉屋のギルドハウス(ギルドって組合って意味なんやね)を見て、駅までのトラムに乗ると、中学生くらいの男女が乗って来た。男の子を見てると、どうやら一人の女の子が好きみたい(予想)。ええねー。異国でも同じなんやねえ。うまく近づけないのは。うなずいてました。

ゲントでは、フラスコみたいなジョッキに入ったビールがある!って話を聞いてたんで、それを飲みたいなあ。って駅前のブラストリーに入るも!なんて名前やったか分からず。

「とりあえず、ビール」って頼んだ「PRIMUS」・・・これが日本の生に近いかも。それでもしっかり味してるけどね。
そして2杯目は、昼飯がわりに、ピンクの象マークの「DELIRIUM TOREMENS」
夜の象って意味らしいね。これはサッパリフルーティーな旨さやったよ。

カウンターでザック下ろして飲んでると、途中下車の旅やなあって、なんか実感沸いてきた。
しかし、いっこうに収まる気配の無い腹痛。いまだ、トイレ借りる→そのバーでビール飲む。の繰り返し。


2日目/午前のビール
・プリムス
・デリリウム トレメンス
ブルージュはあいにくの雨。ざっくから携帯傘を取り出してトボトボ予約してた「passage」って宿を探してウロウロ。
この安宿はHPで見た限り駅から10分程度・・・しかし!地図も地球の歩き方も持って来てねえ!駅にある地図を頭の中に叩き込んで歩いたけど、迷いました。

出発前から厳しい状況のお腹具合。そしてそれに追い打ちをかける様な寒さ。
もうだめかも(お腹が)って時に発見。どうやら探してた通りは反対側だったみたい。

一泊18ユーロ。「食事をしたらビールが一杯無料だよ」って言われたんやけど、お腹具合の悪さにパス。そそくさと、部屋に入って荷物をおいて、大急ぎで所用をすませる。
ここの宿ではミックスのドミ部屋やった。隣のベッドにいた韓国人の女性が流暢な日本語で話しかけて来てビックリ。分かんない所は英語になってて、日本語+英語+韓国語会話。あと、フランス語も出来るとか。すげえ。

ちょっと話をしてから、夜の街をぶらつく事にした。
宿から出て、広場のほうにプラプラ歩く。雨も上がって、濡れた地面に光る街灯。広場ではライトアップされた鐘楼。夜のヨーロッパもまた格別。

しばらく、ぼーっと鐘楼を眺めてから宿に帰ろうと、歩き出した。
すると、路地の奥のほうから、なんだか笑い声が響いて来た。「ん?なんかな??」って覗きにいったら、かなり繁盛してるBAR。地元っぽい人達もいっぱい。楽しそうに笑ってる。
んー、これは入るべきでしょ!って、飛び込んでみた。

4人掛けの席に一人座って、メニューをみると・・・あるわあるわ、ベルギービール(当然か)とりあえず、ブルージュの地ビール「ZOT」を頼む。
一口飲んでみて、ああ、日本と全然違う。ってのが感想。フワーって色んな香りとかが溢れてくんのね。うまい!

ああー、旨いわー。って飲んでたら、ぞろぞろとおじいぃおばぁが入って来た。どうみても、全員は座れない感じ。
おじぃの目線が俺のテーブルの空きスペースに止まったんんで、いいよー。って座ってもらう。
隣の2人がけの席に移ろうとしたら「いいんだよ、一緒に飲もう」って言ってくれた。おじぃ4名、おばぁ3名と一緒に飲む事に。
イギリスの北部、ロンドンの北600kmから家族旅行で来たって話やった。話をしてるうちになんか打ち解けてきて、いろんな話をしたなあ。

次は「ロシュフォール10」トラピストビールって、修道院で作ってるビール。これ飲みたかったのさ。注文したら「おごっちゃる」っておじぃ。好意を素直に受けました。
いままで飲んだビールの概念が変わる味でした。まったり、濃い、発泡のあんまりないビールやけど、めっちゃ旨いの!

なんかスゲエ覚えてるのは、おばぁに「いい娘がいたら、小脇に抱えてキープしなきゃいかんよ」って話。小脇って・・・
全員70代なのに、みんなビール飲みまくってたなあ。やるわー。

ロシュフォールをもう一杯飲んで、一緒に店を出る事に。
十字路でお別れする時に、ほっぺにキスしてくれたおばぁ、ハグして「FRIEND」って言ってくれたおじぃ。
初日にして、ほんとあったかい時間を過ごす事ができたわー。

ふわふわして、宿にもどって、爆睡。

本日のビール
・ZOT
・ロシュフォール10