- ずーっと気になってたんですけど、ずーっと読んでませんでした。
読んで本当によかったなあって思いました。
コウノドリは産科医のお話です。
いろんな出産のお話が出てきます。
幸せなお産の話ばかりではありません。
むしろ厳しい話のほうが多いかな。
喫煙妊婦の胎盤早期剥離、風疹感染の先天性の失明、口唇口蓋裂の赤ちゃん。
DVの妊婦、極低出生体重、無脳症、若年妊娠…もっと色々あるのですけども。
仕事で出会ったことのある赤ちゃん達やお母さん達、ご家族ばかりです。
もうね、涙しっぱなしですよ、涙腺ユルユルの私。
そうだよね。みんな「どうしてうちの子供が」「どうして私だけが」って思うよね。
私も、流産したとき、どうして私がって思ったもの。
大なり小なり生きてる間にそういうことってあるんですけど、赤ちゃんのこととなると自分だけではなく赤ちゃんやそれを取り巻く人々も関わってくるんですよね。
そしてそれぞれの人たちがそれぞれなりの答えや道を選ぶのは…簡単なことではないのですよね。
でもこの本に出てくる人たちは、いろんな人の手を借りながら、自分の手で選択していきます。
それが、主人公の医師のことばだったり、家族のことばだったり、助産師のことばだったり…こういうあたりが人間ですよね。制度や仕組みや医療技術だけでは、乗り越えることができないものってあると思うんです。
私が会うときは、ご退院されて家で生活している一面だけなんですが。
その葛藤を抱きながらお子さんと生活してるんだと思ったら、もうなんか…なんていっていいかわからなくなりました。
そして、この中に出てくるスタッフ達の葛藤もまたじーんときます。
漫画本らしく癖の強い医師達ですが、生命に向き合うという真摯さについては一環しているところが医師らしいです。助産師さんもとてもすてきな助産師さんがでてきます。
まあ、読んで何かしらは感じると思うんですよね。
まず、保健師として。対象となるご家族の人が、どんだけの思いをして、家庭に戻ってきて、私と今話をしてくださってるのかを考えなきゃいけないなと思いました。
例え笑顔で私と話をしていても、どれだけのことを乗り越えてきたか。
想像して、出会っていきたいと思いました。
そして、妊婦として、子供が生まれてくるって、本当にすごいことだなあって思いました。
うちにくる子はどんな子かわからないけれども、どんなこでも、この本にでてきた人たちのように、いろんな人たちに手伝ってもらいながら乗り切っていきたいなあと思いました。
だってひとりじゃあ無理なこともいっぱいあるのだもの。
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