| 大丈夫な日本 (文春新書) | |
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著者は朝TVの「とくだね」に、コメンテーターででている大学教授、福田和也氏。
保守の論客の一人者(?)かと思うんですが、「とくだね」なんかにでちゃうと、「ああ、あの眼鏡の○○ねぇ」、なんて認識されちゃうんですよね(笑)
侮れない視聴率の「とくだね」によばれるくらいだから、もっと実のある本を書く人かと思っていました。
だいたいこの「大丈夫な日本」というタイトルは、「?」と思わせるインパクトはありますよね。で、手にとってしまいました。
「未来を展望するためには歴史を知らねばならない」。特に、学ぶべきは「持続可能な体制の江戸時代」!なるほど、だから?最近流行の江戸礼さん本だったのか?
日本が、古代は中国との関係から、近代は西欧列強から、着かず離れず、いかにふるまいながら、歴史を築いてきたをざーと、教えてくれます。読んでいて、気持ちいいいです。自分たちの国の成功記録ですもの。歴史音痴な私などは、フンフンうなずきながら読んでしまいました。「ほーそうだったのか~」!
しかし、それを知って、どこが「大丈夫な日本」なのでしょうか?現代にそのしたたかさを活かそうということなのでしょうか?ならば、こうまで、変化してしまった日本人の心根を直す方法を教えてください!
江戸時代にはなかった、民主主義という全員参加システムで、どうやって合意を作っていくのかに触れ欲しいです!
現代の中国やアメリカとの関係において、大局的にものを見よ!という指摘と、人口減少をはじめ、縮小していくしかないであろう日本を、それを逆手に、コンパクトに生きよという指摘。両方とも、そのとおりと思います。
結局、エリート頼みということでしたら、それはそれでわかります。著者のような文科系エリートには、技術頼みということを念頭に、おごることなく、実現可能な文化・国家論を、深めていってもらいたいものだと思います。
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