マンションリフォームで制約を課してくる結構な大物パイプスペース(PS)。

上下階からの排水、自室の水回り排水などで、

「こいつさえここにいなければ」と何度思うことか。

 

今回、まだ設計があまり固まっていないころから風呂場近くのPSの大きさにより、

洗面所の大きさや使える洗面ボウルシリーズにかなり制限があることがわかった。

えらく大きく場所をとっていて、ほんと迷惑。図面を見ると、押し入れの奥行とほぼ同じ。

Yさんは「実際にはここまで大きい場所は必要ないはず」と。

上下の設備の場所やおさまりの関係で、この大きいスペースの一部分を

直径10センチちょっとの管が走っているだけだと。

パイプが一番浴室側にいるのか、和室側にいるのかで、間取りが全然違ってくる。

 

確かめたい。ええい、どうせ数カ月後には壊すんだ!

と、Yさんに来てもらって、PSがあるあたりの押し入れ横の壁を切ってもらい、

パイプが実際どの場所にあるか見た。

果たして…暗い穴の中、ヤツはいた。

やった!半分より浴室側にいる!Yさんがメジャーでヤツの位置を測る。

そこから、ぐんぐん間取り図決めがスムーズに。

 

開いた穴には、壁紙のショールームでもらってきた似た色の中から適当に貼っておいた。

夏に帰省した子供bに、「これ、何?」と言われたが、すっとぼけておいた。

子供bに関しては、この時がリフォームばれする最大のピンチだった。

 

PSの壁は最初から意識しておくと、結構使える。

それはまたの機会に。