リフォームすると人に話すと、「どこに頼んだの?どうやって決めたの?」と聞かれる。

 

今回決めたのは、この地域の「リノベ」「リフォーム」とつく雑誌にほぼほぼ載っている業者Z社。

施工写真などを見ると、はやっているらしい「カフェみたいな」「インダストリアルな」という感じの若い世帯が楽しそうにしているおしゃれな物件に仕上がっている。

7~8年近くなるが、「いつかリフォームしてみたいな」と思っていたところに完工後公開されていたので、実際の仕上がりを見に行ったこともあるところ。

 

見に行った時の感想は、「古い物件を工夫して仕上げているな」とは思ったが、

自分の趣味にピッタリというわけでもなかった。

でも、よく挟まれている新聞のチラシに載っている業者はどこがとはっきり言えないけれど、好きな感じではない。

本屋さんで売っている値段が安めの広告誌(SUUMOとかが出している)、あとは住んでいる地域の看板、ネット検索でひっかかるところと候補を絞ったが、あまり動き回る気にはならなかった。

 

というのも、数年前に排水管や何やの関係で、トイレだけをリフォームしたときと、首都圏で親族の持ちマンションのリフォームをしたときに感じたことがあったから。

 

トイレのときには、「相見積もりを3社からは取りましょう」というのを実行した。

電鉄系超大手不動産系列の1社、近所の施工業者、リフォーム比較サイトを利用してよさそうだった1社。

チラシでは「温水洗浄便座+工事費で49000円」「水回り3点セットで80万円」などとあるので、

だいたい20万円もあればトイレ一式いけるのでは?と思っていた。

 

ところが、超大手系はTOTOのレストパル・手洗い取り換え、壁紙を貼り替えで大手は80万円超の見積もりガーン

担当者も「すみません…よそでやったほうがいいですよ」的な感じ。

「いいもん!チラシ入れてるところに頼めばいいもん!」と地元の業者にも見積もり依頼。

地元業者なら、あまり変なことをしたら評判を気にして適正な価格を提示してくれるのではとの期待もあった。

 

しかし、現地確認をおじさん3人組で来た後は、ついに見積もりを出してくることもなかった。

レストパルは後ろにタンクがあるが、それを棚で覆いタンクを完全に視界から消すもので、まだ施工したことがないと言っていたので、やる気をなくしたのかもしれない。こちらからも問い合わせなかった。

 

3社目は比較サイト経由の隣の市の小さな業者さん。

レストパルを施工した経験はないと言っていたけど、結局、海外製の壁紙の下にマグネットシートを塗り込むということもやってくれた。といっても、電気業者、便器の取り付け、壁紙を塗る人別の業者だった。

初めて私は、リフォーム業者さんが下請けに仕事を振っているということを目の当たりにした。

チラシに載っているのは激安にしていいとメーカーが判断した機種で、

それ以外のものはそれほど値引きしないということもこのとき知った。