2000年ホーリーの時期の大ヒット作。アミタブの復活、ヤシュ・チョープラ制作、シャールクとアミタブの共演、シャールクとアイシュの共演、シャールクとヘレンのダンス(笑)、ラタ・マンゲシェーカルの美声、新人6人の大放出・・・と、話題と見所まんさい!だった。
ストーリーも絡み合っていて、それぞれなのだが、大軸であった、シャールクとアイシュとアミタブのストーリーだけ絞って考える。
この映画はハッピーエンドだったのだろうか?
学生時代に自殺したアイシュ(恋人)を想い続けるシャールクは、音楽教師になって、追い出された母校に戻り、自分を放校した校長(彼女の父=アミタブ)の懐に文字通り「飛び込み」、自分の、そして死んだ彼女の真意を伝える努力を惜しまない。
頑なで強く迷いのない愛情を、シャールクは彼女にずーーーーっと抱いていて、 死んだ彼女も彼のそばでずーーーーっと見守り続けている。
今生で添い遂げられなかった2人だけれど、死はただ、2人の道を分かっただけで、共に2人は生き続ける。
でも、彼女、死んでいるのだ。その姿に触れることはできない。
そして、彼は、生きているのだ。出会いと感情とにまみれて。
彼女の死を選ぶ原因となった、アミタブが抱くシャールクへの無理解と怒りは、シャールク自身が時間と心を割いて解いた。悲しみと孤独と淋しさの中でアイシュの笑顔を、写真を見ないと思い出せなくなっていた父・アミタブは、娘の想いを理解し、なんと彼女の死後の姿がシャールク同様、見えるようになった、というエンディング、これは良いと思う(怖いけど)。
それはつまり、彼女のシャールクへの想いを理解できた、ということだから。
そうして、親はいい。親は。だってさ、親だから。
でも、彼氏は…。
私は日本人的な考え方かもしれないが、いつか生身の素敵な女性とシャールクが出会い、お互いを幸福にする相手だと認識して、その2人が出会えたことを、死んだアイシュ(彼女)が「良かった」と思う… そんな結末があってもいいな、と思う。
インドじゃ …だめかな。