〈これまでの経緯〉
本日めでたく最終回を迎えた『蟲師 続章』。
しかしそれは、漫画版最終話『鈴の雫』ではなく『常の樹』だった。
漫画全てをアニメ化すると公言した監督の話は嘘だったのか。
『日蝕む翳』のように正月特番なのか。
或いは蟲のしわざなのか。またあいつらやらかしたのか。
ファンの間に走る動揺をよそに、最終回はOPなしで始まった。
そして最終回らしく変則的なEDの後、視聴者はチャンネルをそのままに待つ。
本来なら次回予告のタイミングが出る頃合いを、待つ。
そして。
奇跡が起こった。
私「ｷﾀｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧッ!!!!!(超小声)」
傍らにあった日本語チェック2000に拳を叩きつけて叫びました。ごめんよお前に罪はないんだ日本語2000。
１ミクロンほど残った理性で声はなんとか抑えました。
ずっと「これ映画館で観たいなあ」と思っていたんですよ。
音も映像もさぞ綺麗だろう、そうなったらどんなによかろうか、と。
願いって、叶うんですね…………。
地上波で間に合わなかったから。
それでもいい。
アニメ大国日本の粋を集めた作品が最良の環境で(これは人によりけりでしょうが)、しかも同好の士と共に見られるのなら、これほど喜ばしいことは他にない！
と、私は思う訳なのです。
さて、来たる2015年初夏。
ここに訪れてくださった方の何名かと、互いにそうとは知らず劇場でお会いできるかもしれない未来を楽しみに、今夜は失礼します。
以上、こたつにて世界史に絶望する某受験生からお送りしました。