春の蛾シリーズ | はるきょん3

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胸に双眼鏡、ポケットにコンデジ、好奇心いっぱいで黒王号にまたがって福岡市周辺を探検する。野鳥や昆虫などの自然観察が主。他にはマラソン系。

シギチトンボの長いシリーズを経て、やっと他の昆虫に移れる。
今回選んだのは鱗翅目のだ。
人気がないのは分かっているが...
構わぬ。笑
ただシリーズとはいえ、一回にまとめることとする。


まずは一ヶ月も前の福岡市西区河口部での観察。
道のわきの繁みに居た。
白地の羽には油汚れのシミのようなグレー模様がある。
腹部は黄色で黒い斑点がある。
前翅根元と頭胸部は茶色の複雑模様がある。
一見してエダシャク。
違和感があるのは、左前翅に茶色斑があるのに右にないからだろう。
左右非対称だ。
動物も昆虫も基本的には体は左右対称なはずだ。外見レベルで。
よく見ると右前翅には該当箇所に淡い茶色が見えるので、もしかすると最初はまだらがあったのだが、途中で何らかの要因で剥がれ落ちた...
のかもしれない。
しかし、さらによく見ると前翅の他の斑も左右非対称だ。
帰宅後の調査「くらべてわかる蛾1704種」で、ユウマダラエダシャクと判明。
山渓のこの図鑑は大変使いやすく、ヒット率が高い。
これで目星をつけておいてネットで確認するという流れが出来た。
ユウマダラエダシャク@福岡市西区 4月21日


2種目は筑紫野市での観察。
くもりで蒸し暑い日だった。山道の道端の草に止まっていたこの蛾。
大変分かりやすい筋の模様があり、現地では種名は分かるはずもなかったが、これだけ特徴がはっきりしているなら和名は樹っと突き止められると確信してしっかりと撮影したのだった。
帰宅後の調査では思った通り「くらべてわかる蛾」ですぐに分かった。フタテンオエダシャク
図鑑の個体と全くぴったりな模様で驚いた。ネムノキが食草とのこと。
 フタテンオエダシャク@筑紫野市 5月17日


3種目は先週の久山町での観察。
クリの葉で発見。
黄色の体の全身に小黒斑。これも例の図鑑でアッという間に判明。
「くらべてわかるが」図鑑の「色で調べるガの早見表」の4ページは特に効率が良い。
黄色いがをみつけたら、このページをパッと見て、38種の中にぴったり合うのが見付かり掲載ページが分かる。
該当のページに移ってサイズ、季節、生息地域、食草などを確認して無矛盾であることを確認して終了という素晴らしさ。
モモノゴマダラメイガ@久山 5月27日

 


4種目も先週の久山町。
これを見つけたのは渓流沿いの樹木、その葉に怪しい影が映っていたのだ。
向こうからこちらは見えないはずだから、ゆっくりと移動して葉の上側から撮影したのが2枚目。
緑色をしていて特徴的な白筋模様があり、後翅が尖る。
これも「くらべてわかる蛾」の緑色の蛾のページを参照。
すると大変似た蛾がたくさんあり、該当種は2ページにも及んだ。
これをじっくり精査して、ぴったりなのが見付かった。
ポイントは後翅の尖り具合だった。
ヒメツバメアオシャク@久山 5月27日


5種目も先週の久山町。
上の2種とは別の池そばの林内で。
大変目立つ黄色の蛾が飛んだので降りるまで追っていたら、なんと目立つ位置に降りた。
普通の蛾はひらひら飛んでも最後は葉の裏などに止まって、最期の瞬間に見えなくなることが多いのでこれはラッキー!
そして林内は暗いのだが、この蛾はちょうど木漏れ日の位置に止まっていた。
こんな目立つ色をした蛾がこういう場所に止まるのは意図的なものなのか?
たまたまなのか?
黄色の蛾は特徴的な翅の形と模様をしているのでこれも分かりそうだと思っていた。
帰宅後の調査では黄色の蛾のページですぐに判明。
ただ。似た2種がありこれはちょっと該当ページで比較検討した。
まずは♂は前翅に穴が開いていて刻孔(こっこう)というらしいが、この個体にはそれがないので♀。
あとは翅の細かい模様からウコンエダシャクと判明。
ネットでさらに調査して確認。
ウコンエダシャク♀@久山 5月27日

以上5種、蛾シリーズ1日で完了