AIにびっくり! キスジツマキリヨトウ | はるきょん3

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胸に双眼鏡、ポケットにコンデジ、好奇心いっぱいで黒王号にまたがって福岡市周辺を探検する。野鳥や昆虫などの自然観察が主。他にはマラソン系。

 

 



博多区の街なかで蛾を発見。
小さいが、よく見るとなかなかの複雑な模様をしている。
スマホで撮影した写真をPCで拡大してみてびっくり。
なんという絶妙で見事な曲線。茶色と白の色合いの美しさ。
味わい深い芸術作品のようなデザインではないか。

ずいぶん前に見たことのあるタマナギンウワバという和名が頭に浮かんだ。
最近物忘れの激しい自分としては驚くべきことだった。
で、最近ご愛用の「くらべてわかる蛾」で該当ページを調べてみると...
ヤガ科キンウワバ亜科の仲間がずらり。
思った通り、似たのがいっぱいだ。
ここで該当種は分かるだろう。
で絵合わせ開始...
...
...
ぴったりなのがない。
そして気になるのは、どれもサイズが合わないこと。
自分が見た蛾はたぶん10mm程度で大変小さなものだったが、キンウワバの仲間たちは似てはいるがどれも15mm以上はあるのだ。
う~~ん。

ここで普通ならば「お蔵入り」となりがちだが、今回は別のアプローチを試してみた。
AIだ。
スマホのGoogle Lensというアプリに写真を食わせてみたのだ。
すると驚いたことに瞬時にキスジツマキリヨトウと出た。
あわてて「くらべてわかる蛾」でツマキリヨトウを調べてみると、これ以上ないぴったりのキスジツマキリヨトウが掲載されていたのだ。
他にも似た種がたくさんあったが、翅の模様の細部まで一致するし、サイズが12mmというのもま、納得の範囲。

ヤガ科ツマキリヨトウ亜科キスジツマキリヨトウ 祝!初見。
 

というわけで今回はGoogle Lensという新しいツールによって調べることが出来て画期的であった。AIすげ~!
今後も不明種が出た時には利用したい。

9月13日、福岡市博多区にて