A個体
福岡市東区の干潟は満潮に徐々に狭まっていた。その最後の島にコチドリらしきが2羽いた。
ちょっと距離があるので詳しくは分からない。
潮がもう少し満ちればいずれ飛ぶはずなので頑張って観察し続けた。
黄色のアイリングが見えないのと胸の黒帯が太いことからハジロコチドリのようだ。
10分ほどするとなんの前触れもなく飛んだ。待ち構えていたおかげで数枚だけ撮影できた。
ただ、行先を追うことが出来ず見失ってしまったのは残念。
翼に白帯があったのでコチドリではなくハジロコチドリで確定。
なお、みずかきまでは確認できなかった。
最初の写真で右をA個体、左をB個体としよう。
A個体は白い眉斑が目の上で途切れるのでB個体と識別できる。
翼を広げた写真から初列を換羽中であることが分かる。
内側初列P1からP4が新羽でP5とP6が伸長中、P7からP10が旧羽。次列風切から内側初列までに白帯が続く。脚はかなり黄色い。
過眼線は黒くなく、嘴はまだ黒いが、胸の黒帯は太い。夏羽への移行中。
B個体は過眼線が少し黒くなり始めており、前額部の黒が少し出ているが胸の黒帯はなし。
換羽による初列の凸凹は見られない。
こちらはまだ冬羽。換羽はこれからなのだろう。
2月28日、福岡市東区にて
B個体