今年の元旦に運行開始したばかりの中国の大型クルーズ船が博多港に来たので見に行ってきた。
上海を母港とし、済州島、長崎、福岡あたりをぐるぐるクルーズするようなので、東シナ海クルーズとでもいうべきかな。コロナ禍が終了して大型クルーズ船もようやく博多にやってくるようになった模様。
さてこの船は中国製であるが、そういう感じがしない。船首のデザインもそれほど中国風ではなく控えめである。
過去の記事のクルーズ船と詳細に較べてみた結果、そっくりな船があることを発見。
船尾の階段状の構造をはじめ、片側に10艇ぶら下がっている黄色いボートも全く同じだし、上部にある二つの球体も煙突もそっくり。また、総トン数も同じ。というわけでこれはパクリと認定したい。
こちらを参照のこと。コスタベネツィア。
運航会社である愛達郵輪(アドラクルーズ)は、中国国有の造船会社の中国船舶集団(CSSC)と、米国のクルーズ船運航会社のカーニバル・クルーズラインの合弁会社とのこと。
なお、ちょっと古いが我がクルーズ船ランキング2019では8位のコスタベネツィアと同位ということになる。
さて、写真2枚目3枚目ではまだ接舷してないことに注目。こちらからは見えないが左舷側からタグボートで押しているものと思われる。写真5枚目でやっと接岸。接岸には結構時間がかかるようだ。風が強く、小雨も混じりとっても寒かった。天気が悪かったので写真の写りも今一つ。チャンスがあれば天気の良い日にもう一度撮影してみたい。
船名 :ADORA MAGIC CITY (愛達・魔都号)
IMO :9871036
MMSI :352001180
船籍 :パナマ
運航会社:adora cruises(愛達郵輪)
総トン数:135,500トン
全長 :324m
全幅 :46m
喫水 :8.2m
巡航速度:23ノット
乗客定員:5246人
乗組員数:1400人
就航 :2023年11月4日
建造所 :上海外高橋造船有限公司(中国)
2月、博多港国際ターミナルにて