クロツラヘラサギ飛翔 | はるきょん3

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胸に双眼鏡、ポケットにコンデジ、好奇心いっぱいで黒王号にまたがって福岡市周辺を探検する。野鳥や昆虫などの自然観察が主。他にはマラソン系。

 

 

 

 


福岡市東区の干潟は微妙に干潮だった。広い干潟が広がり、野鳥が遠い。
双眼鏡のみでの観察では遠いシギチは判別できない。ツクシガモやミヤコドリは分かる。後はカモがいろいろ。そしてクロツラヘラサギ(ヘラサギも混じるかも)が2頭。
潮が満ちてきて野鳥が近づいてくるのをしばらく待ってみたが、なかなか寄ってこない。
北風が寒い。ベンチコートでなんとかしのぐ。干潟一面に広がるアオサの臭いが気になる。
何十回目かの全視界チェックでクロツラが堤防近くに寄って来たのを確認。
すわ!ダッシュ(実際には速足だが)で該当箇所に移動し、堤防からそっと目だけ出して確認。
クロツラヘラサギのようだ。
飛ばれないように慎重に撮影。
羽先に黒がないようなので成鳥冬羽と思われる。突然一頭が飛ぶ。残された一頭もついていくか?
...残った。
しばらく餌取りを続けて姿を堪能させてもらった。
そして、なんの前触れもなく突然飛んで遠くへ行ってしまった。そして先の1頭に合流した。
というわけで数分間だけの観察となったが、比較的近くで撮影できたので良かった。

嘴には横しわが多数あり、先端部が黄色い。これは泥がついているのかもしれない。
眼は赤く、目先には淡色の部分がある。眼の上の瞼部分も少し白がある。
冠羽は見られない。全身は白く、胸に黄色味は見られない。

よく写真を見ると一段短い最外P10の外弁先端側に細く黒があるが、それ以外には黒はなし。

クロツラの今年の初認は10月21日なのでもう一月以上たっている。たぶん、博多湾で越冬する個体はもう揃っているものと思われる。
初認の時に飛翔を姿を見逃したのが今回リベンジ出来て良かった。

 


そして、今回は見られなかったが近縁種ヘラサギの記事はこちら。

 

12月2日、福岡市東区にて