先日ご紹介したイシガケチョウで後翅の尾の部分が折れ曲がっていることに気づいて
以降、蝶の翅が単純な平面ではなく立体構造をしていることが頭を離れない。
トンボの翅も複雑な立体構造をしているがそれはよく知られたことであるし工業的に利用もされているが、蝶については何となく翅は平面だと思い込んでいたので、イシガケチョウでの気づきは結構大きかったのだ。
で、久山町の山里でランタナの花に来ていたツマグロヒョウモン♀♂を見ていて、また気づいたのである。
後翅後縁がトタン板のような、いや、かまぼこ型に立体構造をしているのだ。
これは黒の模様と同期している。3,4枚目でよくわかると思う。
そういうわけで普通はあまり注目しない蝶であるが、最近は翅に注目してしまっている。
ま、考えてみれば、完全な平面では強度が出るわけがなく、翅脈に沿った凸凹があることで強度が確保できるはずであるので当然といえば当然なのだが。
9月19日、久山町の山里にて
※ 9/26 ♀♂の誤りの御指摘ありがとうございます。>ひろたんさん。