陰謀論と言われる情報や間違えている情報、思い込みによる解釈や誤解、意図的な誘導なと、現代の情報はとんでもなく入り組んだ形でやってくる。
インターネットやSNSを作った意図も様々だろうが、それによって事実起こっている出来事も知ることが出来るようになり、逆にフェイクニュースを現実だと捉える可能性も多くなる。
自分が正しいという価値観は全ての人間に内包されているだろうが、それがないと人生を信じて前に進めない。
そしてそれぞれの正しいという主張がぶつかり合い人々は分断されていくが、そもそもこれが正しいなどというものは存在するのだろうか。
昔の友人が自然栽培で農園を拓いたが、そこで自然の話をしていた時、「樹木は動けないからね」と彼は言った。
私は「確かに。でも虫や鳥が種を運んでどんどん広がって行くことは樹木が動いているとも言えそうだね」と答えた。
屁理屈と言えばそのように聞こえるかも知れないが、物事をそれぞれの価値観で捉えているに過ぎず、それが正しいなどと言えることは何一つ存在しない。
例えば冬場に扇風機を買うのが間違えている、と言われても室内で洗濯物を効率良く乾かしているのかも知れない。
また人生の選択の場面でもこれが正しいか間違えているかなど、誰にも分からない。
誰かに聞いた答えで成功したとしても、自分の本心で失敗したとしても、どちらが正しかったと思えるかは自分次第ではないだろうか。
そう、全ては自分次第。