ジュールズ倶楽部(スカパー MUSIC AIR)で、ようやく、第216夜を見ることができました。
デヴィッド・ギルモアが、1週間まえに旅立ったリチャード・ライトに捧げる「Remember A Day/追想」を歌っているのです。
ピンク・フロイド2ndアルバム『神秘』の2曲目になる、リックの作詞作曲ヴォーカル作品です。
この第216夜は、英国BBCでは2008年9月23日に放送されました。
MUSIC AIRでの放送スケジュール:
2013/01/17 22:30
2013/01/19 25:00
2013/01/21 24:00
http://www.musicair.co.jp/timet/?rm=detail&id=152949
ジュールズ倶楽部というのは、以前の記事にも書きましたが、スカパー MUSIC AIRでは、本国のオリジナルより4年 - 10年ぐらい遅れてのオンエアになります。オリジナルの放送年月は出てきませんし、最近は、新旧取り混ぜての順番になっているので、200夜ぐらいの翌日に150夜前後とかになったりします。
でも、その時点のヒット曲を演奏するミュージシャンが出演することもよくあるので、そのへんから英国では何年頃の放送だったと見当をつけることもできます。
第216夜のなかでは、デヴィッド・ギルモアの出番が3回ありました。
最初は「Remember A Day」、次がジュールズ・ホーランドによるインタビュー、最後に3rdソロアルバム『On An Island』からの曲「The Blue」です。
David Gilmour - Remember A Day
at Later... With Jools Holland 23/09/2008 (04:27)
David Gilmour - Interview
at Later... With Jools Holland 23/09/2008 (03:31)
David Gilmour - Remember A Day + Interview + The Blue
at Later... With Jools Holland 23/09/2008 (19:42)
Remember a day before today
A day when you were young
Free to play along with time
Evening never comes
…………
Why can't we play today?
Why can't we stay that way?
Climb your favourite apple tree
Try to catch the sun
Hide from your little brothers gun
Dream yourself away
過去の日々に想いを馳せよう
まだ幼かったあの懐かしい日々に……
時とたわむれることを夢みては
その日その日を楽しんでいたあの頃を……
・・・・・・
なぜ 僕らは遊びつづけることができないのか?
なぜ 幼ないままでいられないのか?
きみのお気に入りのリンゴの樹に登って
太陽を捕まえようとしたあの日々……
小さな弟の水鉄砲から逃れて
夢幻の世界を浮遊していたあの頃……
山本安見訳『ピンク・フロイド詩集』より
(1978 シンコー・ミュージック刊)
(1978 シンコー・ミュージック刊)
インタビューでは、デヴィッドが、いろいろなことを語っていました。
フロイドのメンバー達と出会った頃のこと(65年に彼らが学校関係のパーティで演奏していた頃だったと話していました)。
この番組にはリックと一緒に出演する約束になっていたこと(3週間前に“出られそうもない”という連絡をもらったそうです)。フロイドの音楽は初期にはリックとシドが柱になってたけど、それ以降はリックが要だったということ等々……(うまく言えないけど彼は不可欠の存在だった、と話していました)。
2年前の2006年にこのジュールズ倶楽部に出演したときのデヴィッドは『On An Island』を出したばかりで、その日はリックも出演していたのです。
この2008年9月には、リックも参加していたOn An Islandツアーのライブ盤(グダニスクのライブ)が出たばかりで、インタビューのテーブル席にもそのCDが置かれていました。リックは、そのCDの発売日の1週間前に旅立ってしまったのでした。
番組の中ではデヴィッドも司会者のジュールズ・ホーランドも、リックと呼んでいたのが、なんだかうれしかったです。
彼の表記がリチャード・ライトになるのは、96年のソロアルバム『Broken China』の頃からですが、フロイドをリアルタイムで聞きはじめたのが70年代半ばですし、古い音楽雑誌で60年代70年代のことをあれこれと読んだりしているわたしには、やっぱり、リチャードよりもリックなんですよね(同じ理由で、デヴィッド・ギルモアは、デイヴなのです……)。
リックが歌っていた「Remember A Day/追想」。
この曲は、日本とアメリカでシングル盤にもなっています。「Let There Be More Light/光を求めて」のB面になりました。
日本では「エミリーはプレイガール」に続く2枚目のシングルです。
ところで、この第216夜には、デヴィッド・ギルモアのほかにもいろいろな出演者がいましたが、ケィティ・ペリーもそのひとりです。
David Gilmour, Jools Holland, Katy Perry
http://www.mychemicaltoilet.com/2008/09/who-farted-david-gilmour-jools-holland-or-katy-perry/
この記事の最初のほうで〈その時点のヒット曲を演奏するミュージシャンが出演することもよくある〉と書きましたが、この日のケィティがそういうケースでした。
歌ってた2曲のうち、最初がこの「I Kissed A Girl」、2008年のアルバム『One of the Boys』からのシングルカットで、ビルボードの1位にもなりました。
Katy Perry - I Kissed A Girl - at Later... With Jools Holland
23/09/2008 (03:31)
4年前にベストヒットUSAでPVを見ていたときには感じなかったんですけど、この番組の雰囲気のせいなのかしら、ケィティがロックミュージシャンのような歌いっぷりなので新鮮でした。
なんとなく、ジョーン・ジェットとかを思い浮かべてしまいました。
女性ロッカーというところではスージー・クアトロも連想したりして……。わたしの音楽的嗜好って、やっぱり70年代がホームグラウンドなんでしょうね。
関連記事:
ジュールズ倶楽部(Later with Jools Holland)そしてコクトー・ツインズ
光を求めて/追想…ピンク・フロイド初期シングル日本盤(2)
