「ムーディー・ブルースのアルバムカバーアート_1_Days of Future Passed」(10月26日)からの続きです。
Days of Future Passed
ムーディー・ブルースのアルバムについては、ザ掲示板のスレッド「コンセプトアルバムの 歌詞、曲、アート」の最初のほうにも登場していましたので、まずはそこからの引用をします。[1] v23 Envelope 2004/05/06 11:34
初期のプログレで、コンセプトアルバムの先駆けとされている MOODY BLUES "Days of Future Passed"は、1967年11月に発売されました。
BEATLES "Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"(1967年6月1日発売)の後を追うように、 多くのアーティストがコンセプトアルバムを作るようになります。
しかし、ストーリー性を持たせたアルバムは、"Sgt. Pepper's"以前にもリリースされています。
KINKS "Face To Face"(1966年10月) 曲と曲のつなぎを効果音でつなぐ機材を導入して制作が進められていたものの、 レコード会社がクリスマス商戦に合わせるべく発売を早めることになったため、 企画が実現しなかったアルバムとされています。 http://images-eu.amazon.com/images/P/B000007V25.02.LZZZZZZZ.jpg
THE WHO "A Quick One (Happy Jack in US)"(1966年12月) ラストの"A Quick One While He's Away"は、9分を超える組曲構成で、 後のプログレで常套となるアプローチの原型とも言えます。 http://images-eu.amazon.com/images/P/B00008PRR9.02.LZZZZZZZ.jpg
MOODY BLUESは、R&Bのバンドとしてデビューし約3年後にプログレに転向します。 レコード会社側の要請で、ドボルザークの「新世界」のような音楽をロックで演奏することになりました。
[2] v23 Envelope 2004/05/06 11:36
MOODY BLUES "Days of Future Passed"には、全体の構成で一日の流れといったストーリー性がありますが、 個人的には今聞くとイージーリスニングと大差がなく、 ラストの"Nights In White Satin(サテンの夜) "だけが別格になりつつあります。
[3] はるか 2004/05/07 11:23
はじめましてー ムーディ・ブルースは、『Every Good Boy Deserves Favour』(童夢、1971) が好きです。
『Days of Future Passed』は、やはり「サテンの夜」を含むというところで、忘れ難いアルバムです。 今聞き返してみると…ってのはあるかもしれませんが、あの時代だったら画期的な作り方だったと思います。
曲のタイトルが並んでいるのを見るだけで、一日の始まりから終わりまでというテーマがわかりやすくなってますよね(LPだとA面が午前でB面が午後でした…)。 http://www.webwriter.f2s.com/moody/lyrics/dofp.htm
[4] はるか 2004/05/07 11:25
MOODY BLUES "Days of Future Passed"(1967) http://www.wiesner.de/covers/280.jpg 512x512pix この絵を描いた David Ansteyは、10CCのファーストアルバム (1973)でアートワーク(ロゴのような絵)、CAMEL "Moonmadness"(1976) のジャケットでロゴを担当してます。
で、この絵……夜とそれ以外が色分けされていますよね。
昼間の淡い色のエリアには花が咲いて、夜のダークブルーのエリアには意味深なものがあれこれ(アダムスキー型のUFO、白馬の騎士、へその尾がついた赤ちゃん、歩いてる人たちなど)。
左上の砂時計、右下の日食月食とかは、テーマに沿っているという感じがします。
あと、ちょっと画像見ていただきたいのですが、左に90度回転させた状態(反時計回り)で見ると、真ん中に、男性の顔が見えてきて、右に90度回転させた状態で見る場合、女性の顔が見えてきます。
いろんな角度から見てみると、いろんなものが見えてくるという、ちょっと不思議なアートかも。 歌詞やサウンド以上に、このジャケットが、プログレのその後の時代を象徴してる感じ??
というわけで、このアルバムのジャケットを回転させて見てみましょう。
この絵を描いたデヴィッド・アンスティは、1950年代から活動しているイラストレーター(絵本作家)で、60年代末から70年代初頭には、ムーディー・ブルースの所属していたDreamレーベルからのアルバムもけっこう手がけています。
10ccやキャメルのアルバムにもロゴデザインなどで参加していました。
David Anstey アルバムカバーアート一覧
http://www.discogs.com/artist/David+Anstey
次は、ムーディー・ブルースClassics7で、2から7までのアルバムカバーアートを担当した、フィル・トラバース Phil Travers(昨今はPhillip Traversという表記ですね)。
ほかにも、ムーディー・ブルースの立ち上げたレーベルThreshold Recordsで、ソロアルバム2枚と、Trapezeのアルバム(キュビズムが入った感じの意欲作)を手がけています。
Phil Travers アルバムカバーアート一覧
http://www.discogs.com/artist/Phil+Travers
Trapeze 『Medusa』(1970)
Ray Thomas『From Mighty Oaks/樫の木のファンタジー』(1975)
Justin Hayward & John Lodge『Blue Jays』(1975)
1945年生まれのトラバースは、ムーディー・ブルースのメンバーたちとはほぼ同世代。
フィル・トラバースは、自身のWebsiteにあるバイオグラフィを読むと、70年代後半からは風景画家として活動しています(作品は『樫の木のファンタジー』を発展させたような感じ)。
http://www.philiptravers.co.uk/
ふたたび、「コンセプトアルバムの 歌詞、曲、アート」のスレッドからの引用をします。
[5] v23 Envelope 2004/05/08 15:25
>>3>>4 どうもありがとうございます。 "Days of Future Passed"のカバーアートは発売当時あまり話題になりませんでした。 面白いところにお気づきですね。
MOODY BLUES "Every Good Boy Deserves Favour" (1971年7月) MOODY BLUES Classics7あるいはCore7と呼ばれる黄金時代のアルバムの6作目になります。
アルバムタイトル"Every Good Boy Deserves Favour" は、 E・G・B・D・Fといった主要な音楽コードに因んでつけられたものです。 フィル・トラバースによる美しいアルバムカバーアートも話題になり、 売れ行きが良かったようです。 http://images.amazon.com/images/P/B000002GQK.01.LZZZZZZZ.jpg
Classics7にはそれぞれテーマがあります。 "Every Good Boy Deserves Favour"は「天地創造」ですが、 どのように感じますか? 他のアーティストでもかまいませんので、ご意見をお持ちの方はぜひお聞かせ下さい。
[7] はるか 2004/05/09 20:02
>>5
うーん、じつはこのアルバムあまりテーマを意識しないで聞いていました(すみませんーーー(汗))、
1曲目の「プロセッション」で サウンドエフェクトがいろいろあって、音が右から左へと動いていくし、その後の曲は多重録音とか楽器にも凝ってると思うのですが、全体に聞きやすい曲がそろってるし。
人類の歴史なら、人間が音を聞くっていう時代から、音楽として聞くというふうに変わっていく…っていうことなんでしょうか・・・・
>アルバムタイトル"Every Good Boy Deserves Favour" は、
E・G・B・D・Fといった主要な音楽コードに因んでつけられたものです。
タイトルといえば、日本語の「童夢」っていうのも良かったですね。「ゲッシングゲーム」とか「エミリー」とか、子供の世界って感じだし、ジャケットのイメージとぴったりだし。
絵本のようなジャケットですから、そこがいいというか…
なんといっても、ダブルジャケットで、オモテだけでちゃんとした絵の構図がまとまってて、オモテ表紙とウラ表紙をつなげて見る状態でも1枚の絵になってるというところ、これがすごく魅力的なんです♪
http://page.freett.com/m_ishi/moodys/album/cda-06egbdf.jpg
そういう造りをしたダブルジャケットに出合ったのって、これが最初でしたから、呪縛状態。
本でそういう装幀になってるとつい手が伸びたりして(^_^;)。
ムーディー・ブルースClassics7のアルバムは、2つめからダブルジャケットになります。
絵本の表紙みたいに見開きイラストなるのは、3つめからですが、いつもジャケットの内側にあるメンバーの写真が、先へ進につれて表側のイメージに合わせたデザインになってゆくのも興味深いところでしょう。
In Search Of The Lost Chord (1968)
失われたコードを求めて
(ダブルジャケットではないものもあります)
失われたコードを求めて
(ダブルジャケットではないものもあります)
テーマ:ドラッグ体験?
http://youtu.be/ytfX4al_1qE (41:42)
On The Threshold Of A Dream (1969)
夢幻
テーマ:夢の世界への入り口?

http://youtu.be/nf0k-3T4xZU (37:09)
To Our Children's Children's Children (1969)
子どもたちの子どもたちの子どもたちへ
テーマ:人類の太古からの歴史と宇宙のひろがり?

http://youtu.be/H0fDQseSKlw (39:49)
A Question Of Balance (1970)
クエッション・オブ・バランス
(初期にはヘルメットをつけた探検家が、後にヘルメットなしに替わります)
テーマ:無設定(ライブステージ向きのシンプルな曲が多くなってるので、強いて言えば原点への回帰がテーマ?)

http://youtu.be/Dw8WXxFXlWw (38:40)
Every Good Boy Deserves Favour (1971)
童夢
テーマ:音楽と人間の関わりを創世記から現在まで遡る?

http://youtu.be/kBga0XDeqfA (39:10)
Seventh Sojourn (1972)
セブンス・ソジャーン(神秘な世界)
テーマ:神は7日目に安息日を作りたもうた?

http://youtu.be/ycYzVWiPDEs (39:47)
こうしてながめてみると個々のアルバムのテーマというかコンセプトを直接的に表わしているものは少ないですが、それぞれの楽曲の世界観を象徴するようなイメージですから見ていて飽きません。
ここでは紹介していませんがメンバーの写真をあしらった歌詞カードも見ごたえがありました。ムーディー・ブルースの場合は、パッケージデザイン全体に作る側のセンスが感じられて、トータルなイメージを大事にしているのがとてもうれしいアルバムでもあります。
ここでは紹介していませんがメンバーの写真をあしらった歌詞カードも見ごたえがありました。ムーディー・ブルースの場合は、パッケージデザイン全体に作る側のセンスが感じられて、トータルなイメージを大事にしているのがとてもうれしいアルバムでもあります。
















